台湾のホテルに歯ブラシはある?【2026年】2025年から使い捨て6品目は置かれず、台北は頼んでも使い捨ては出ない
台湾では2025年1月から、ホテル・旅館・民宿が歯ブラシや歯磨き粉など6品目を部屋に置けず、180ml未満のシャンプーも出せません。台北市は2025年7月から頼んでも使い捨ては出ない決まりです。フロントでの扱い、有料の値段の例、持っていく物を環境部と台北市・台中市の公式でまとめました。
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目次
台湾のホテルの部屋に、歯ブラシはもう置かれていない
台湾では2025年1月1日から、ホテル・旅館・民宿が歯ブラシや歯磨き粉などの使い捨ての用品を部屋に置けなくなりました。当時の行政院環境保護署(いまの環境部。日本の環境省にあたる役所)が2023年7月17日に出した公告で決まったルールで、ほかの宿泊業も対象です。公共電視や中央社も、2025年1月の開始を報じています。
泊まる側から見ると、変わったのは次の3点です。
- 歯ブラシ・歯磨き粉・くし・かみそり・シェービングフォーム・シャワーキャップは、部屋やフロントに並べて置かれていない
- シャンプー・リンス・ボディソープ・乳液は、180ml未満の小さなボトルでは出てこない
- 台北市のホテルと旅館は、2025年7月22日から、頼んでも使い捨ての6品目を出せない
このため、台湾旅行では歯ブラシを日本から持っていくのが前提になります。
置かれなくなった6品目と、小さいボトルの4品目
この公告(一次用旅宿用品限制使用對象及實施方式)は、品目を2つに分けています。
| 区分 | 品目 | 決まり |
|---|---|---|
| 個人の衛生用品(6品目) | くし(梳子)、歯ブラシ(牙刷)、歯磨き粉(牙膏)、かみそり(刮鬍刀)、シェービングフォーム(刮鬍泡)、シャワーキャップ(浴帽) | 宿の中に並べて、自由に取れるようにしてはいけない |
| 液体の洗面・保湿用品(4品目) | シャンプー(洗髮乳)、リンス(潤髮乳)、ボディソープ(沐浴乳)、乳液 | 180ml未満の容器のものは出してはいけない |
6品目は「並べて自由に取らせる」ことが禁止で、出すこと自体が全部禁止されているわけではありません。台中市環境保護局のQ&Aは、チェックインのときに客の希望を聞かずに渡すことも「自由に取らせる」に当たるとしています。部屋に置かないだけでなく、チェックインのときに頼まれてもいないセットを配ることもしない、という意味です。ただし公告には例外があり、スパやプール、ジムのような客室以外の設備に置くのは禁止の対象外です。
液体の4品目は、180ml以上の容器なら置けます。台中の全國大飯店は、歯ブラシなどを置かなくなったあとも、シャンプーとボディソープは部屋に残すと案内しています。小分けのミニボトルは見なくなりますが、シャンプーそのものが無くなったわけではありません。ただ、どの宿にどの容器で置いてあるかは宿ごとに違います。
使い捨てのスリッパ、石けん、綿棒、ティーバッグは、台中市のQ&Aによると今回の規制の品目ではありません。これらを出すかどうかは宿の判断になります。
忘れたら、フロントで頼めばもらえる?
台北市以外では、頼めば出してもらえる可能性があります。台中市のQ&Aは、6品目を客がフロントで受け取る形や、自動販売機で売る形で出してよく、値段は宿が決めると書いています。公共電視は、客が求めればフロントが無料か有料で出せると伝えています。
たとえば台中の全國大飯店は、歯ブラシ・歯磨き粉・くし・シャワーキャップ・かみそりなどを部屋に置かず、フロントで買えると案内しています。値段は書いていません。無料で出すか、売るか、そもそも用意していないかは宿によって違うので、忘れたら着いた日にフロントで聞くのが早道です。
液体の4品目は扱いが違います。180ml未満の小さなボトルは、台中市のQ&Aによると、頼まれて出しても売っても違反です。忘れても小分けのシャンプーはもらえないと考えておきます。
台北のホテルは、2025年7月から頼んでも使い捨ては出ない
台北市は、全国のルールより厳しい決まりを上乗せしています。台北市の自治条例(臺北市淨零排放管理自治條例)の第19条に基づく公告で、2025年7月22日から、市内の観光ホテルと旅館は使い捨ての6品目(くし・歯ブラシ・歯磨き粉・かみそり・シェービングフォーム・シャワーキャップ)を出せなくなりました。全国のルールと違い、フロントで頼んでも、お金を払っても、使い捨ての物は出てきません。
- 2025年12月31日までは猶予の期間で、2026年1月1日からは違反した宿に3,000〜10,000元(約14,530〜48,440円)の罰金
- 代わりに、何度も使える歯ブラシなどを出したり売ったりするのはよい(台北市のQ&A)
- 歯磨き粉は、繰り返し使える物か20g以上の物を出すのが基準になっている
- 全国のルールと違い、スパやジムなど客室以外の設備に置くのも認められていない(台北市のQ&A)
- 対象は観光ホテルと旅館で、民宿は条例の対象に入っていない
台北のホテルで忘れたときにフロントで出てくるとすれば、何度も使える歯ブラシや大きめの歯磨き粉です。無料か有料かは宿によります。台北で泊まる地域の選び方は台北の宿泊エリアの選び方にまとめています。
有料だといくらくらい?
公式の料金表はありません。宿が自分で値段を決めるためです。参考になるのは、台湾の消費者団体(消費者文教基金會)の調査を伝えた聯合報の2025年7月24日の記事です。2025年1月に電話で172軒の観光ホテルを調べ(台北市の上乗せの規制が始まる前の数字です)、使い捨ての用品を有料で出すホテルが101軒、フロントで無料で出すホテルが37軒だったとしています(同じ記事の中に102軒という数字もあります)。最も高かったのは高雄のホテルのセットで680元(約3,290円)でした。
セットで680元という例があるので、日本から持っていくほうが安く済みます。宿泊のときに求められる保証金(デポジット)の仕組みは台湾ホテルのデポジットで書いています。
日本から持っていく物
台湾の宿に泊まるなら、少なくとも次の物は自分で用意します。
- 歯ブラシと歯磨き粉
- くし・ヘアブラシ
- かみそり・シェービングフォーム(使う人)
- シャワーキャップ(使う人)
- シャンプー・リンス・洗顔料・乳液など、宿の物が肌に合うか分からない物
液体を機内に持ち込むなら、100ml以下の容器に入れて、容量1L以下の透明な袋に1人1つまでです。歯磨き粉も液体として数えるので、手荷物に入れるならこの袋に入れます。細かい決まりは飛行機の液体の持ち込みルールにまとめています。
現地で探す手間を省くため、日本で荷物に入れておきます。ドライヤーの電圧やプラグは台湾のコンセントと電圧、12月の服は12月の台湾の服装にまとめています。
韓国でも2024年3月29日から、客室が50室以上の宿では、生分解性の製品を除いて使い捨ての用品が無料で出なくなっています。韓国の宿の事情は韓国旅行の持ち物リストに書いています。
2026年、ルールの根拠が新しい法律に移る途中
このルールは、もともと廃棄物清理法を根拠にしていました。2026年6月17日に資源循環推動法が公布され、環境部は2026年9月18日に、公告の根拠をこの新しい法律に移す改正の案を出しました(意見の受付は10月2日まで)。案の説明によると、変えるのは根拠の法律と公告の第4項で、中身を変える改正ではないとしています。
改正がいつ正式に決まるか、決まったあとの罰則の条文がどうなるかは、2026年11月3日の時点で確かめられていません。正式に公告されたら、この記事を更新します。泊まる側にとっては、歯ブラシを持っていくという結論は変わりません。
円は、ExchangeRate-API の2026年11月3日のレート(1台湾ドル=約4.84円)で換算した目安です。
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