12月の台湾の服装|台北18.2℃・高雄21.2℃の平年値と北部の雨対策

12月の台湾は平年値で台北18.2℃・台中18.7℃・高雄21.2℃です。台北は月に12.6日、基隆は19.5日雨が降り、台中・高雄は月に3〜5日です。都市ごとの服の組み立て、低温特報の色の基準、日の入り時刻、持ち物を、台湾の中央気象署の資料をもとにまとめています。

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12月の台湾は何度?台北・台中・高雄の平年値

台湾の交通部中央気象署(CWA)が公開している1991〜2020年の平年値で、12月の平均気温は台北18.2℃、台中18.7℃、高雄21.2℃です。日本の気象庁の平年値で東京の12月の日平均気温は7.7℃なので、台北は東京より10.5℃、高雄は13.5℃高いことになります。

都市平均気温平均最高平均最低
台北18.2℃21.0℃16.0℃
基隆18.0℃20.1℃16.1℃
台中18.7℃23.9℃15.1℃
高雄21.2℃25.3℃17.9℃

高雄の値は旧観測所の平年値です。平均が近くても、都市によって1日の動き方が違います。台北は最高と最低の差が5℃しかなく、昼も夜もひんやりした日が続きます。台中は最高23.9℃・最低15.1℃で差が8.8℃あり、昼は半袖で歩けても朝晩は上着が要ります。高雄は最高25.3℃で、昼は夏に近い服で過ごせます。

1月はもう少し下がり、台北の平均は16.4℃(平均最高19.4℃・平均最低14.2℃)です。

台北は月に12〜13日雨、台中・高雄は月に3〜5日

12月の台湾で服装より先に差が出るのは雨です。CWAの平年値で12月の降水量と雨の日数(0.1mm以上の日)を並べると、北と南で大きく違います。

都市降水量雨の日数
台北88.7mm12.6日
基隆356.6mm19.5日
台中30.5mm5.3日
高雄19.2mm2.8日

台北の降水量は東京の12月(57.9mm)の約1.5倍で、月の4割ほどの日に雨が降ります。基隆は東京の約6倍、雨の日は19.5日です。反対に台中は月に5日ほど、高雄は3日ほどしか降りません。

理由は冬の北東の季節風です。CWAの解説によると、北東季節風の時期にはおよそ5〜7日に1度寒冷前線が通り、気温が下がって雨が降ります。これがよく起きるのは北部と東北部です。台湾の南西部は中央山脈の西側にあたり、北東の風が山にさえぎられるので、雨の機会は東北部よりずっと少なくなります。CWAは冬の中南部について、秋の終わりからの「雨が降りにくい」状態が冬も続くと説明しています。

台北では折りたたみ傘を毎日持ち、濡れても乾きやすい靴を選びます。基隆や北海岸まで足をのばす日は、傘よりもフード付きの防水の上着の方が両手が空いて動きやすくなります。台中・高雄だけを回る旅なら、雨具は小さな折りたたみ傘1本で足ります。

服の組み立ては都市ごとに変える

平年値と雨の傾向から、服は行き先で組み立てを変えます。ここでの組み合わせは、CWAの数値をもとにした目安です。

  • 台北は、長袖のシャツやカットソーに、薄手のニットかフリース、その上に防風・撥水の上着です。平均最低が16℃で雨が多いので、濡れて冷える日を前提にします。厚手のダウンまでは要らない日がほとんどですが、寒気が入ると気温が下がるので、首元を覆うストールが1枚あると調整できます。
  • 台中は、半袖か薄手の長袖に、脱ぎ着しやすいカーディガンや薄手のジャケットを足します。朝晩と日中の差が大きいので、朝の服のまま1日を過ごさない前提で選びます。
  • 高雄は、日中は半袖で過ごせる日が多く、夜と冷房の効いた室内用に長袖を1枚持ちます。雨の日は月に3日ほどなので、日焼け止めを入れておきます。

台北から台湾新幹線(高鉄)で台中・左営(高雄)へ移動する旅程なら、台北に合わせた服を基本にして、南では重ねる枚数を減らせば、南部用の服を別に足さずに済みます。高鉄の割引や乗り方は台湾高鉄の外国人割引の記事にまとめています。

寒気が来た日は何を足す?

平年値は「いつもの12月」の目安で、寒気が南下すると台湾でもぐっと冷え込みます。CWAは平地(海抜200m以下)の気温を基準に、低温特報を3色で出しています。

  • 黄色は、平地の最低気温が10℃以下
  • オレンジは、平地の最低気温が6℃以下、または最低気温が10℃以下で24時間続けて12℃以下
  • 赤は、平地で24時間続けて6℃以下

CWAの説明では、寒気が南下するとまず影響を受けるのは北部と東北部で、平地で低温がよく起きるのは桃園・新竹・苗栗や基隆の北海岸、東北角です。台北の山沿いも放射冷却で冷えやすいとしています。特報は県市ごとに出るので、旅行の数日前から天気予報と低温特報を見て、滞在する県市に黄色以上が出ていたら、厚手の上着と手袋・マフラーを足します。平年の12月の台北より大きく冷える日なので、冬服を1セット持っていくより、出発前の予報で決める方が荷物を減らせます。

夕方は17時台に暗くなる

CWAの2026年の日出日没時刻表で、台北の日の入りは12月1日が17時04分、15日が17時07分、31日が17時15分です。11月下旬から12月7日までが、1年でいちばん早い17時04分です。アメリカ海軍天文台の計算では、高雄市の中心部付近の日の入りは12月1日が17時13分、31日が17時25分で、台北より10分ほど遅くなります。

夜市など夕方以降に出かけるころには日が沈んで気温も下がっています。台北では日中の服に1枚足せるものを、台中・高雄では長袖を1枚、夕方の外出に持って出ます。

持ち物チェック表

使う場面ごとに並べました。

持ち物使う場面判断の目安
長袖シャツ台北の日中、台中・高雄の朝晩滞在日数に合わせて
半袖台中・高雄の日中南部へ行く日の分だけ
薄手のニット台北の街歩き、冷房の効いた室内脱いでバッグに入る厚さ
上着台北の雨の日、夜の外出防風・撥水のもの1着
雨具台北・基隆の雨北部へ行くなら毎日持つ
靴雨のあとの歩道濡れても乾きやすいもの
ストール寒気が入った日、機内首元を覆える大きさ
日焼け止め台中・高雄の晴れた日南部を回る日に持つ

よくある疑問

ダウンジャケットは要る?

12月の平均最低は台北16.0℃、台中15.1℃、高雄17.9℃で、3都市とも15〜18℃です。平年並みの日なら厚手のダウンは要りません。荷物に入れるなら、薄手のダウンベストや中綿の上着くらいにします。低温特報が出る寒い日は別なので、出発前の予報で決めます。

12月上旬と年末で服装は変わる?

CWAの平年値は月単位で、12月の上旬と下旬の差までは示していません。12月の台北の平均18.2℃から1月の16.4℃へ下がっていくので、年末から年明けにかけての旅行は、上旬より1枚多く重ねられる準備をします。年越しの夜を屋外で過ごす予定があるなら、台北101の年越しや元日の過ごし方を年末年始の台湾旅行の記事で確かめてから、待ち時間の防寒を決めます。年末年始の旅費の見積もりは台湾旅行の費用の記事に、2泊3日と3泊4日の計算例があります。

ソウルと比べるとどれくらい違う?

日本の気象庁の世界の平年値で、ソウルの12月の平均は0.2℃です。台北より18℃低くなります。韓国と台湾を続けて回るなら、ソウル用の防寒着は台湾では着ない前提で荷物を分けます。ソウル側の服装は12月のソウルの服装の記事で組み立てています。