ハワイの入国審査と税関申告【2026年】ホノルル空港での流れ、申告書は家族で1枚、肉と果物の持ち込み

日本からホノルル空港に着いたら、入国審査では顔写真を撮り、税関ではCBPの申告書(家族で1枚)か、Mobile Passport Controlのアプリで申告します。アプリが使えるESTAの旅行者の条件、非居住者の免税US$100、1万ドルを超える現金の届け出、肉製品と果物の持ち込み、申告しなかったときの罰金、本土便と違ってハワイ州の農産物の申告書が要らない理由を、CBP・米国農務省・ハワイ州の公式でまとめました。

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入国審査も税関も農産物の確認も、受け持つのはCBP

日本からホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港に着くと、入国審査・税関・農産物の確認を米国税関・国境警備局(CBP)の係官が行います。CBPの案内では、ESTAの承認は入国の可否を決めるものではなく、入国できるかどうかは着いたときに係官が決めます。

税関の申告は、紙の申告書(CBP Form 6059B、家族で1枚)か、CBPのアプリ「Mobile Passport Control」で行います。条件によっては口頭で済むこともあります。肉製品と生の果物は持ち込まないのが基本で、食べ物や植物を持っていたら、持ち込めるか迷う物も含めて申告します。米国本土からの便と違い、日本からの国際線はハワイ州の農産物の申告書を出しません。

この記事は2026年11月2日に、CBP、米国農務省の動植物検疫局(APHIS)、ハワイ州の申告サイトで確かめた内容です。円は欧州中央銀行の2026年10月30日の参考レート(1ドル≒157円)で換算した目安です。

今日のレート 1$ = 157.3円米ドル⇄円のレート計算と早見表 →

入国審査で撮る顔写真と、すぐ出せるようにしておくもの

CBPはホノルル空港に2021年5月、顔写真で本人を確かめる仕組み(Simplified Arrival)を入れました。国際線で着いた人は最初の審査の窓口で立ち止まって写真を撮られ、パスポートやビザの写真と照合されます。照合できなければ、これまでどおりの審査に回ります。以前に米国へ来たことのある外国人は、指紋を出さなくてよい場合があります。

入国を求める人は、自分が入国できることを係官が納得するように示す必要があります。ビザ免除で入る人の条件には、米国から出国する便を含む往復の航空券を持っていることと、滞在が90日以内であることが入っています。税関の申告書にも米国での滞在先(ホテル名など)を書く欄があるので、泊まる場所の名前と住所、帰りの便はすぐ出せるようにしておきます。審査で何を聞かれるかは、CBPの公式に具体的な記述が見つかりませんでした。

税関の申告書は家族で1枚。アプリでも出せる

税関の申告にはCBP Form 6059Bを使い、一緒に旅行している家族なら1枚にまとめて書けます。2026年5月には、この様式を改める手続きが連邦官報で告示されましたが、様式がなくなったわけではありません。告示では、日本語を含む17の言語で用意されていること、条件によっては口頭の申告も認められ、係官はいつでも書面を求められることが書かれています。

紙の代わりに使えるのが、CBPの無料アプリ「Mobile Passport Control(MPC)」です。MPCのページでは、ESTAが承認されたビザ免除の旅行者のうち、以前に米国に来たことのある人が対象で、使える空港の一覧にホノルル空港が入っています。何回目からかはこのページに書かれていませんが、同じ告示には、ビザ免除の旅行者は2回目の渡航からMPCの対象になると書かれています。告示には対象を広げる案も入っていますが、いつからかは書かれていません。MPCを使えば多くの場合、紙の申告書を書かずに済みます。

項目CBPの決まり
米国に置いていく品(おみやげなど)非居住者はふつうUS$100(約15,725円)まで免税。米国に残す品の価格を申告する
現金・小切手など合計がUS$10,000(約157万円)を超えたら申告。一緒に旅行するグループは合計で数える。FinCEN 105の届け出は電子での提出がすすめられている
食べ物・植物・動物の産品すべて申告する

US$10,000を超える現金を届け出ないと、没収されることがあり、罰金や禁錮の対象にもなります。

肉製品と果物は持ち込めるか

CBPの案内では、ほとんどの外国から、生・乾燥・缶詰の肉と肉製品は持ち込めません。規制のある国の肉が原材料に入った製品もたいてい持ち込めず、例として牛肉のスープ(ビーフブロス)が挙げられています。生の果物と野菜は持ってこないほうがよく、植物と植物の産品は1つ残らず申告します。土は許可がなければ持ち込めません。

APHISの案内では、肉は国ごとに条件が違い、アフリカ豚熱や豚熱などが出ている国の牛・豚・羊・山羊の肉は、ほとんど持ち込めません。魚介類は原則としてAPHISの規制の外で、ほかは魚類野生生物局や食品医薬品局に問い合わせるよう案内しています。日本の食品を名指しした公式の記述は見つからなかったので、肉の入ったお菓子やインスタント食品を持って行くなら、申告して係官に見せます。APHISは、申告していれば、持ち込めない品だったとしても罰則は受けないとしています。

申告せずに見つかると、没収されたうえ罰金の対象になります。罰金の額は、CBPの来訪者向けのページでは初回US$300(約47,175円)・2回目US$500(約78,625円)、農産物のページでは初回で最大US$1,000(約157,250円)と、ページによって違います。

ハワイ州の農産物の申告書は、日本からの便では出さない

ハワイ州には、植物や動物を持ち込む人が出す州独自の申告書(Plants and Animals Declaration Form)があります。州の申告サイト「Akamai Arrival」のよくある質問では、提出が必要なのは米国本土から着く人で、国際線はCBPの管轄なので提出は要らないとしています。本土から着く人はすべて対象とされているので、ロサンゼルスなどで乗り継いで本土からの便でハワイに入る場合は、その便で州の申告を求められると読めます。

着く前に確かめておくこと

  • ESTAが承認されているか。帰りの航空券と、泊まるホテルの名前・住所をすぐ出せるか。
  • 以前に米国へ来たことがあるなら、Mobile Passport Controlのアプリを入れておくか。使わないなら、紙の申告書を求められたときに家族で1枚書けるようにしておく。
  • 機内食の残り、果物、肉の入った食品を持っていないか。持っていたら申告する。
  • 家族の現金の合計がUS$10,000を超えないか。

ESTAの申請のしかたはESTAの申請方法と料金、空港を出てからワイキキまではホノルル空港からワイキキへの行き方、年末年始に行くなら費用はハワイの年末年始の費用にまとめています。ドルの金額をその場で円にするなら米ドル⇄円のレート計算が使えます。グアムに入るときの手続きはグアムの入国で扱っています。