国際線の液体の機内持ち込み【2026年】100ml・1Lの袋のルール、乗り継ぎと免税品の注意
国際線の機内に持ち込む液体は、100ml以下の容器に入れて容量1L以下の透明な袋に1つ。対象になる物、薬とベビーミルクの例外、免税店で買った液体と乗り継ぎ、預け入れの酒の量を国土交通省などの案内で確かめました。
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目次
液体は100ml以下の容器で、1Lの透明な袋に1人1つ
国際線の機内に持ち込む手荷物の液体には、国土交通省の制限があります。容器は1つ100ml以下で、ジッパー付きの容量1L以下の透明なプラスチックの袋にまとめます。袋は1人1つで、保安検査場ではバッグから出して検査員に見せます。スーツケースに入れて預ける荷物には、この制限はかかりません。
見られるのは中身の量ではなく、容器の大きさです。国土交通省のよくある質問は、容器が100ml以下でなければ、中身がごく少しでも持ち込めないと答えています。200mlのボトルに化粧水が少し残っているだけでも、機内には持ち込めません。重さで書かれた物は、1gを1mlと読み替えます。
| 項目 | ルール |
|---|---|
| 容器 | 1つ100ml(100g)以下。100mlを超える容器は、中身が少なくても不可 |
| 袋 | ジッパー付きで容量1L以下の透明なプラスチックの袋。余裕をもって入れ、ジッパーが閉まること |
| 袋の数 | 1人1つ |
| 保安検査 | 袋とノートパソコンなどはバッグから出し、上着は脱いで別に見せる |
| 預ける荷物 | この制限はかからない(酒類やスプレー類などには別の制限がある) |
表は2026年10月30日に、国土交通省の液体物の持込制限の資料とよくある質問で確かめたものです。
袋の大きさと、どこで用意するか
国土交通省は、袋の大きさを縦と横を足して40cm以内を目安にしています。成田空港の案内はもう少し具体的で、目安を縦20cm以下・横20cm以下とし、マチ付きの袋は使えないと書いています。縦横20cm以下でマチのないジッパー袋なら、どちらの条件にも合います。
袋は無色透明のものを使います。中に入れる容器は透明でなくてもかまいません。容器の容量を足して1L以下ならよい、というルールではなく、袋そのものの容量が1L以下であることが条件です。詰めすぎてジッパーが閉まらないと、一部を捨てることになる場合があります。
国土交通省の資料には、袋は航空会社や保安検査場では用意していないとあります。出発の前に、家で用意していきます。
歯磨き粉もヨーグルトも、液体として数える
制限の対象は、水のような液体だけではありません。国土交通省は、ジェルとエアゾール(スプレー)、容器に入れないと形を保てない半液体状の物も対象にしています。資料に挙がっている例は次のとおりです。
- 化粧品・日用品:歯磨き粉、化粧水、香水、ハンドサニタイザー、液状のファンデーション、マスカラ
- 食べ物:ヨーグルト、飲むヨーグルト、プリン、ゼリー、味噌、マヨネーズ、たれ、コチュジャン、キムチ、塩辛
反対に、ウエットティッシュ、メイク用のコットン、チーズ(チューブ入りなどを除く)、明太子、生卵、果物、菓子は対象外です。
仁川空港も、液体・スプレー・ジェル状の化粧品、歯磨き粉やシャンプーなどの洗面用品を、100ml以下の容器に入れて1L以下の透明な袋に密封すれば持ち込めると案内しています。韓国で買ったキムチやコチュジャン、ソウルで買った化粧水は、帰りの便ではスーツケースに入れて預けます。持ち帰れる食品の範囲は韓国旅行のお土産にまとめています。
薬・ベビーミルク・コンタクトの保存液は例外
医薬品、ベビーミルクとベビーフード、特別な制限食は、100mlと袋の制限の対象外です。ただし機内で必要な量に限られ、保安検査で検査員に申し出ます。国土交通省は、医薬品については処方箋の写し、薬袋、医師の診断書などを見せるよう求めています。ベビーミルクとベビーフードは、乳幼児と一緒に乗る場合に限ります。
コンタクトレンズの保存液は医薬品として扱われ、機内で必要な量なら、申し出れば袋に入れなくてもかまいません。100ml以下の容器に入った薬なら、1Lの袋に入れておけば申し出なくても持ち込めます。目薬のような小さな薬は、ほかの液体と同じ袋に入れておくと手間が減ります。
出国後の免税店で買った酒と化粧品は持ち込める
保安検査と出国手続きのあとにある免税店で買った酒類や化粧品は、100mlを超えていても機内に持ち込めます。保安検査のあとの売店で買ったペットボトルの飲み物も同じです。国土交通省は、このエリアではあらかじめ安全を確かめた物だけを売っているとしています。
一方、保安検査の前に買った液体は100mlのルールがかかります。成田空港は、検査の前に買った液体は預ける荷物にするよう案内しています。空港に着いてからお土産の酒を買うなら、チェックインの前に買って預けるか、保安検査のあとに買うかを先に決めておきます。
市内の免税店の受け取りや、免税店の比べ方は韓国の免税店ガイドにあります。
乗り継ぎのとき、免税店の酒はどうなる?
注意が要るのは、途中の空港で乗り継ぐ旅程です。国土交通省は、保安検査のあとの免税店で買った酒類なども、国際線に乗り継ぐ場合はその国のルールに従って没収される可能性があると書いています。乗り継ぎの空港では、もう一度保安検査を受けるためです。
そこで使われるのが、STEB(Security Tamper Evident Bags)と呼ばれる、開けると跡が残る特殊な袋です。国土交通省の発表では、空港内の免税店でこの袋に入れて渡す方式を、2015年10月27日から成田・関西・中部で、同年12月中に羽田で始めるとしていました。成田空港の液体の案内には、今もSTEBを導入していると書かれています。STEBを認めている乗り継ぎの空港なら、袋を開けずに持っていけば、検査で問題がない限り通れます。開けてしまうと通れません。市内にある消費税の免税店で買った液体は、この対象外です。
仁川空港も、免税店で買った物を液体の免税品専用の袋に入れた場合に限り、容量に関係なく持ち込めるとしています。条件は、最終目的地へ向かう便に乗るまで開けないことです。仁川空港の乗り継ぎの案内は、乗り継ぐ国によって保安のルールが違い、液体を手放すことになる場合があるとして、航空会社か旅行会社に先に確かめるよう書いています。乗り継ぎの過ごし方は仁川空港の乗り継ぎにまとめています。
日本で乗り継ぐときは、成田空港が、乗り継ぎでも液体の量の制限がかかり、超える物は乗り継ぎの検査場で捨てると案内しています。ただし、海外の空港で買ってSTEBに入れた免税品は、液体物専用の検査装置で問題がないと判断されれば持ち込めます。乗り継ぎのある旅程で酒を買うなら、最後の乗り継ぎ空港で買うのが確実です。
預ける酒は、度数で量が決まる
スーツケースに入れて預ける荷物には100mlのルールがかかりませんが、酒類には度数による制限があります。国土交通省の資料(2026年4月24日更新)では次のとおりです。
| アルコール度数 | 預ける荷物 | 条件 |
|---|---|---|
| 24%以下 | 預けられる | 国土交通省の表に量の上限の記載なし |
| 24%超〜70%以下 | 預けられる | 1人5Lまで。小売販売されている容器に入っていること |
| 70%超 | 預けられない | 機内にも持ち込めない |
度数はボトルのラベルで確かめます。スキットルのような水筒型の容器に詰め替えた酒は認められません。機内に持ち込む場合は、度数より先に100mlのルールがかかります。
海外の空港で違うのはどこ?
100ml以下の容器と1Lの袋は、韓国やEUも基本は同じ形のルールです。欧州委員会の旅客向けの案内も、100ml以下の容器と1Lの袋を示し、免税品は買ったときの袋に、レシートと一緒に封をしたまま持つことを条件にしています。台湾については、松山空港が掲載している2007年の導入時の資料に、100ml以下・1L以下の袋・1人1袋と同じ内容が書かれていますが、今の桃園空港のページは確かめられませんでした。
新しい検査機を入れた空港では、ルールが緩むことがあります。英国政府の案内は、ほとんどの空港で100mlを超える容器は持ち込めないとしつつ、一部の空港では2Lまで認める場合があるので、出発前に空港の案内を確かめるよう書いています。行きの空港で大きな容器を持ち込めても、帰りの空港が同じとは限りません。日本の国際線で100mlの制限をなくしたという国土交通省の発表は、2026年10月30日時点で見つかりませんでした。
出発前のチェック
- 手荷物の液体は100ml以下の容器に移した(大きいボトルに少し残った物は持ち込まない)
- 縦横20cm以下でマチのない透明なジッパー袋を1人1つ用意し、閉まることを確かめた
- 薬・ベビーミルクは必要な量だけにし、処方箋の写しや薬袋を持った
- 乗り継ぎがあるなら、免税品は最後の空港で買うか、専用の袋を開けずに持つ
- お土産の酒や現地のキムチ・コチュジャンは預ける荷物に入れる
モバイルバッテリーは液体と逆で、預けられず手荷物にしか入れられません。個数と容量はモバイルバッテリーの機内持ち込み、韓国旅行の荷物全体は韓国旅行の持ち物リストで確かめられます。






