台湾のATMで台湾ドルを引き出す【2026年冬】日本のカードが使える場所、桃園空港・コンビニのATMと手数料の比較

日本のクレジットカードやデビットカードは、PLUS・Cirrus・VISA・Mastercard など同じマークのある台湾のATMで台湾ドルを引き出せます。中央銀行の公開データにある約2万5千件の一覧、桃園空港の設置場所、楽天・三井住友・JCB・Sony Bank WALLET・Wise の手数料、画面の選び方を公式の案内で確かめました。

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日本のカードで引き出せるのは、同じマークが付いたATM

台湾ドルの現金が足りなくなったら、日本で作ったクレジットカードの海外キャッシングか、国際ブランド付きのデビットカードで、台湾のATMから引き出せます。台湾の銀行のATMをつなぐ財金資訊公司は、外国人旅行者は外国のクレジットカードやキャッシュカードで、同じマークが貼られた国内のATMから台湾ドルを引き出せると案内しています。ページに名前が出ているマークは、銀聯、PLUS、Cirrus、VISA、Mastercard です。

今日のレート 1NT$ = 4.84円台湾ドル⇄円のレート計算と早見表 →

JCB のカードは、JCB の案内では、カードにシーラス(Cirrus)のマークがあれば Cirrus か JCB のマークがあるATMで、なければ JCB のマークがあるATMで使えます。財金資訊公司のページには JCB の名前が文字では出てこないので、シーラスのマークがない JCB のカードは、使えるATMが限られるかもしれません。カードの裏のマークと、ATMに貼られたマークを見比べます。

この記事は2026年10月31日に、財金資訊公司、台湾の中央銀行の公開データ、日本のカード会社と銀行、Wise、Visa の公式ページで確かめた内容です。円は台湾銀行の2026年10月30日16時の即期レート(買いと売りの中間)から計算した、1台湾ドル≒4.85円の目安です。

どこにある?公式の一覧に約2万5千件

外国のカードで引き出せるATMの場所は、台湾の中央銀行が政府の公開データサイトに載せています。データを作っているのは財金資訊公司で、更新は毎月、最終の更新は2026年10月28日でした。CSV の一覧には、銀行名、設置場所の名前、市や県、住所が並んでいます。2026年10月31日にダウンロードした一覧は25,153行ありました。同じ場所が2行に分かれていることもあるので、場所の数はこれより少し少なくなります。

コンビニの中のATMも載っています。設置場所の名前に「全家」(ファミリーマート)が入る行が4,399、「萊爾富」(ハイライフ)が入る行が1,795ありました。いちばん多いのは中國信託銀行の行で、設置場所が「統一」で始まるものが7,136ありました。中國信託の2019年の発表には、7-ELEVEN の店の中にある同行のATMとして台北101の中の「一零一門市」などが挙がっていて、一覧にも台北101の住所(信義路五段7號)にある「統一一零一」があります。この「統一」の行は、7-ELEVEN(運営は統一超商)の店の中のATMとみられます。

ターミナル一覧にある主な場所
第1ターミナル台湾銀行(1階の到着ロビー、1階の出発ロビー、3階、地下)、兆豐銀行(1階の到着ロビー、1階と3階の出発ロビー)
第2ターミナル台湾銀行(1階と2階の到着ロビー、3階と5階の出発ロビー)、兆豐銀行(1階の到着ロビー、3階と5階の出発、B2の飲食街)
空港MRT の駅聯邦銀行(A12 空港第1ターミナル駅、A13 空港第2ターミナル駅)

一覧には、ATMが何時から何時まで動くかの項目がありません。桃園国際空港公社の案内でも、24時間使えるかは確かめられませんでした。夜に着いてすぐ現金で動く予定なら、日本で少し両替しておくと安心です。空港から市内への移り方は桃園空港から台北市内への行き方にまとめています。

台湾のATMの手数料と上限は、画面で確かめる

台湾の銀行が、外国のカードで引き出す人から1回いくら取るのかを書いた公式の料金表は、見つかりませんでした。

上限も同じです。財金資訊公司のよくある質問には、銀聯カードは1回あたり2万台湾ドル(約9万7,000円)までと書かれています。これは銀聯カードの話で、Visa や Mastercard のカードに同じ上限がかかるとは書かれていません。銀聯カードの手数料については、同じページで、カードを出した会社が利用者から取るので、その会社に確かめるよう案内しています。

引き出す前に画面に手数料が出たら、その額を見てから続けるかを決めます。上限に当たったら、金額を下げて入れ直します。

日本側の手数料は、カードごとにいくら?

台湾のATMの分とは別に、日本のカード会社や銀行の手数料がかかります。こちらはどの会社も公式に載せています。

カード手数料などほかにかかるもの
楽天カード(海外キャッシング)1万円以下は110円、1万円超は220円(税込み)利息(実質年率18.0%)
三井住友カード(海外キャッシュサービス)1万円以下は110円、1万円超は220円(税込み)利息(18.0%)。Olive フレキシブルペイのクレジットモードとカードレス会員は使えない
JCB(海外キャッシング)JCB の手数料はカードによって違うので会員ページで確かめる。現地の金融機関の手数料がかかる場合がある利率はカードによって違う
Sony Bank WALLET(デビット)事務処理経費1.79%(税込み)と、海外ATM利用料220円(税込み)利息なし。台湾ドルは対象の10通貨に入らないので220円がかかる
Wise(デビット)1か月に2万5,000円までの引き出しは無料。超えた分は100円と1.75%利息なし。台湾ドルの残高がなければ円から両替する手数料。ATM側の手数料は別

どの会社も、台湾のATMの手数料が別にかかる場合があると書いています。Sony Bank WALLET は「現地ATM設置機関独自の利用手数料が別途かかる場合があります」、Wise は「一部のATMでは、Wiseが請求する手数料とは別に手数料がかかる場合があります」としています。

3,000台湾ドル(約1万4,550円)を引き出す例で比べてみます。Sony Bank WALLET なら1.79%の約260円と220円で約480円です。楽天カードのキャッシングなら220円に、30日借りたときの利息が約215円(1万4,550円×18.0%×30日÷365日)で、合わせて約435円になります。キャッシングの利息は日割りなので、早く返せば小さくなります。楽天カードは、引き落とし日の前に全額か一部を返す申し込みができると案内しています。どれも台湾のATMの手数料は入れていない計算です。

ATMの画面で迷う4か所

Visa の「海外ATMの操作方法」に沿うと、迷いやすいのは次の4か所です。機種によって順番や言葉は変わります。

  • 暗証番号:6桁を求められても、4桁を入れて ENTER を押します。JCB も、台湾などでは機種によって6桁の入力が出るが、4桁を入れて ENTER を押せば次に進むと案内しています。
  • 「FOREIGN」と「DOMESTIC」:日本で作ったカードは「FOREIGN」を選びます。
  • 口座の種類:クレジットカードは「CREDIT」、デビットやプリペイドは「SAVINGS」を選びます。
  • 通貨の換算:台湾ドルと円の額が並んだら、「DECLINE CONVERSION」で台湾ドルのまま引き出します。「ACCEPT CONVERSION」はATMのレートで円の額が決まり、Visa は割高になる場合があるとしています。Wise も、両替するオプションは選ばないよう書いています。

キャッシングの枠が0円のカードや、海外で使えない設定のデビットでは引き出せません。出発前にアプリか会員ページで、枠と設定、暗証番号を確かめておきます。

両替とATM、どう使い分ける?

ATMは引き出すたびに日本側の手数料がかかります。まとまった額は台湾銀行の窓口や両替所で換え、足りない分だけをATMで足すと、手数料を払う回数を減らせます。両替の場所とレートの見方は台湾ドルの両替にまとめています。

台湾では台北MRT のように日本のカードのタッチで乗れる乗り物も増えていますが、夜市などでは現金が要ります。どこでカードが使えるかは台湾でクレジットカードとApple Payは使える?で確かめてください。お店でカードを使ったときの事務手数料は海外で払うと手数料はいくら?で比べています。韓国でも同じように引き出すなら韓国のATMでウォンを引き出すが参考になります。

引き出した台湾ドルの額と、あとで届く明細の円の額は、並べて残しておくと照らし合わせやすくなります。その日のレートでの円の目安は台湾ドルの為替レートで見られます。

出発前に確かめること

  • 持っていくカードで海外のATMから引き出せるか(キャッシング枠、デビットの海外利用の設定、4桁の暗証番号)。
  • カード会社の手数料と、キャッシングなら早めに返す方法。
  • 使うのは、カードと同じマーク(PLUS、Cirrus、VISA、Mastercard など)が貼られたATM。JCB はカードの裏にシーラスのマークがあるか。
  • 画面では「FOREIGN」、クレジットは「CREDIT」、デビットは「SAVINGS」、換算は「DECLINE CONVERSION」。
  • 夜遅くに着くなら、着いてすぐ使う分の台湾ドルを日本で用意しておくか。