韓国のATMでウォンを引き出す|Global表示のATM、キャッシングとデビットの手数料、画面の選び方

韓国で日本のカードを使ってATMからウォンを引き出す方法。Global表示のATMの探し方、仁川空港の24時間ATM、楽天カード・三井住友カードのキャッシングとSony Bank WALLET・ドコモSMTBネット銀行のデビットの手数料、利息の日割り、DECLINE CONVERSIONの選び方を公式の案内でまとめました。

2026年10月28日 更新11分で読めます

日本のカードが使えるのは「Global」の表示かブランドのマークがあるATM

韓国でウォンの現金が足りなくなったら、日本で作ったクレジットカードの海外キャッシングか、国際ブランド付きのデビットカードで、現地のATMから引き出せます。ソウル観光財団の案内では、海外のカードを受け付けるATMは珍しくなく、「Global」の表示か、受け付けるカードのブランドのマークが付いています。多くのATMに外国語の画面があり、英語・中国語・日本語が含まれます。

今日のレート 1,000₩ = 117.8円韓国ウォン⇄円のレート計算と早見表 →

時間は、ATMの多くが23時まで、24時間動くものも多いと同じ案内にあります。コンビニにもATMがありますが、手数料が高めのことが多いとも書かれています。引き出す前に、ATMの画面に出る手数料を見て決めます。

ATMを運営する韓国電子金融(NICEインフラ)は、Visa、Mastercard、銀聯などの海外のカードに現金サービスを出していて、ATMを全国に置き、24時間・年中無休で動かしていると案内しています。

この記事は2026年10月28日に、ソウル観光財団、仁川国際空港公社、韓国電子金融、日本のカード会社と銀行、Visaの公式ページで確かめた内容です。円は2026年10月27日の欧州中央銀行の参考レート(1,000ウォン=約119円)で換算した目安です。

仁川空港で着いてすぐ引き出すなら

仁川国際空港公社の日本語の案内には、第1ターミナルのATMが21か所載っています。そのうち「NICE ATM」の9か所は24時間です。

階場所時間
1階(到着)4番ゲート付近、6番・9番・11番出口付近24時間
地下1階鉄道の券売機付近24時間
3階(出発)C・E・J・L のチェックインカウンター付近24時間

銀行のATMもあり、KB国民銀行とウリィ銀行には「外貨ATMを含む」と書かれたものがあります。銀行のATMは6時〜22時のものが多く、3階Hカウンター付近のウリィ銀行は24時間です。空港の案内には、どのATMで日本のカードが使えるかまでは書かれていません。画面とATMに貼られたブランドのマークで確かめてください。第2ターミナルのATMは、この案内のページには載っていませんでした。

深夜に着いて現金で動く予定があるなら、到着階のNICE ATMが24時間動いています。NICEは海外のカードでの現金サービスに対応するとしていますが、使う前に画面とブランドのマークで確かめてください。深夜の移動の選び方は仁川空港に深夜に着いたときにまとめています。

手数料は、カード会社の分とATMの分の2つ

引き出すと、日本のカード会社や銀行の手数料がかかり、そのうえ韓国のATMの手数料がかかることがあります。日本側の手数料は、どの会社も公式に載せています。

カードATMの利用手数料などほかにかかるもの
楽天カード(海外キャッシング)1万円以下は110円、1万円超は220円(税込み)利息(実質年率18.0%)
三井住友カード(海外キャッシュサービス)1万円以下は110円、1万円超は220円(税込み)利息(実質年率18.0%)
Sony Bank WALLET(デビット)事務処理経費1.79%(税込み)と、海外ATM利用料220円(税込み)。ウォンはSony Bank WALLETの対象外貨(10通貨)に入らないので、220円もかかる。Club Sのステージによっては回数分のキャッシュバックがある利息なし
ドコモSMTBネット銀行(デビット)海外事務手数料2.50%(非課税)利息なし

どの会社も、これとは別に現地のATMの手数料がかかる場合があると書いています。楽天カードは「ご利用されるATMによって別途手数料が発生する場合があります」、Sony Bank WALLETは「現地ATM設置機関独自の利用手数料が別途かかる場合があります」としています。韓国のATMの手数料の額は、確かめた公式の案内のどれにも書かれていません。画面に手数料が出たら、その額を見てから続けるかを決めます。

デビットは借り入れではないので、利息はかかりません。そのかわり、Sony Bank WALLETで1万ウォン(約1,190円)を引き出すと、1.79%の約21円と220円で、手数料は約241円になります。少しずつ何度も引き出すと、1回ごとの220円が重なります。

キャッシングの利息は日割り。早く返すほど小さくなる

クレジットカードのキャッシングは借り入れなので、利息がかかります。楽天カードは「ご利用日の翌日から返済日までの期間を日割計算」としています。三井住友カードも、利用日の翌日から支払い日までの利息を、カードの引き落としと一緒に払う仕組みです。

年18.0%で3万円を30日借りたときの利息は、3万円×18.0%×30日÷365日で約444円です。ここにATMの利用手数料220円が加わります。これは計算の例で、実際の日数と額は、それぞれの会社の明細で決まります。

早く返せば日数が減ります。楽天カードは、通常の引き落とし日の前に、全額か一部をチャットで返す申し込みができるとしています。三井住友カードは、毎月の締切日までなら三井住友銀行のATMなど一部の提携ATMで全額を臨時に返せると案内していて、ATMで返すたびにもATMの手数料がかかります。返し方と受付の時間は、カード会社ごとに違うので、出発前に自分のカードのページで確かめておきます。

レートにも気をつけます。三井住友カードの換算レートは、利用データがVisaかMastercardの決済センターに届いた時点のもので、引き出した日のレートではありません。

ATMの画面で迷う4つの選択

Visaの「海外ATMの操作方法」に沿うと、迷いやすいのは次の4か所です。機種によって順番や言葉は変わります。

  • 暗証番号:6桁を求められても、4桁を入れて「ENTER」か「OK」を押します。セゾンカードも、5桁以上を求められても4桁をそのまま入れるよう案内しています。ドコモSMTBネット銀行のデビットは、4桁以上入力できる場合も4桁だけを入れ、前後に「0」を足さないよう案内しています。Visaの案内には末尾に「00」を足す例も載っていますが、まず4桁だけを入れ、カードの発行元の案内に従います。4桁で通らないときは、桁を変えて何度も試さず、発行元に問い合わせます。
  • 「FOREIGN」と「DOMESTIC」:日本で作ったカードは「FOREIGN」を選びます。
  • 口座の種類:取引は「WITHDRAWAL」。クレジットカードは「CREDIT」、デビットやプリペイドは「SAVINGS」を選びます。
  • 通貨の換算:ウォンと円の額が並んだら、「DECLINE CONVERSION」でウォンのまま引き出します。「ACCEPT CONVERSION」はATMのレートで円の額が決まり、Visaは割高になる場合があるとしています。セゾンカードも、円を選ぶとATM側で高い手数料を上乗せしたレートになり、割高になる可能性があると注意しています。

ATMによっては、日本で発行したカードで引き出せないこともあります。Visaの案内にも、海外のATMで現金を引き出せないカードがあるので発行会社に確かめるよう書かれています。キャッシング枠が0円のカードや、海外で使えない設定のデビットでは引き出せないので、出発前にアプリか会員ページで確かめておきます。

両替とATM、どう使い分ける?

ATMは、引き出すたびに日本側の手数料がかかります。上の表のカードなら、キャッシングは110円か220円と利息、デビットは1.79%か2.50%で、Sony Bank WALLETはさらに220円です。両替所の負担はレートの差で決まります。何回引き出すかと、その日の両替所のレートを並べて比べてください。両替所の場所とレートの見方はウォンの両替の比較に、韓国でのカードの使い分けは韓国旅行のカードと支払いにまとめています。店でカード払いするときの事務手数料は海外で払うと手数料はいくら?で比べています。

引き出したウォンの額と、あとで届く明細の円の額は、並べて残しておくと照らし合わせやすくなります。ウォンを円に直す暗算はウォンから円への計算を見てください。

出発前に確かめること

  • 持っていくカードで海外のATMから引き出せるか(キャッシング枠、デビットの海外利用の設定、暗証番号)。
  • カード会社の手数料と、キャッシングなら早めに返す方法と期限。
  • 引き出すのは「Global」の表示か、カードのブランドのマークがあるATM。仁川空港なら第1ターミナルのNICE ATMが24時間。
  • 画面では「FOREIGN」、クレジットは「CREDIT」、デビットは「SAVINGS」、換算は「DECLINE CONVERSION」。