韓国でApple Payは使える?【2026年】日本のiPhoneのタッチ決済、Suica・iDが使えない理由と準備

日本のカードを入れたApple Payは、韓国ではタッチ決済の端末がある店でだけ使え、Suica・iD・QUICPayは使えません。韓国のApple Payが現代カードで始まったこと、ソウルの地下鉄・バスで使えないこと、2027年のJCBのバス導入予定、持っていく支払い手段を、Apple・Visa・カード会社の公式で確かめてまとめました。

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日本のiPhoneのApple Payは、タッチ決済の端末がある店でだけ使える

韓国の店で日本のカードを入れたApple Payが使えるかは、カードの種類より先に、店の端末が非接触のタッチ決済に対応しているかで決まります。Visa Japanは、タッチ決済の対応マークがある加盟店なら国内でも海外でも同じように使えると案内しています。三井住友カードも、韓国の一部の店ではApple Payのようなスマホ決済が使えると書いています。マークのない端末では、iPhoneをかざしても払えません。

一方で、韓国で日本のApple Payが使える店の一覧は、Apple・カード会社・韓国の公的機関のどこを2026年10月31日に探しても見つかりませんでした。「コンビニなら必ず使える」と言い切れる公式の情報はありません。店ごとに端末を見て判断することになります。

Suica・iD・QUICPayは韓国で使えない

日本でiPhoneをかざして払うとき、多くの人が使っているのはSuica、iD、QUICPayです。三井住友カードは、Suica・iD・QUICPayが使う「TypeF」という方式は、日本や香港、インドネシアなど一部の国と地域を除いて、基本的に海外では使えないと書いています。同じページには、海外で使える電子マネーはないともあります。JCBも、韓国では日本の電子マネーは使えないと案内しています。

日本の店でiDやQUICPayで払っているカードでも、韓国では同じようには払えません。韓国で払うには、同じカードのVisa・Mastercard・JCBのタッチ決済の機能が使える必要があります。

楽天カードは2023年1月時点の回答で、iPhoneを持っている人はApple Payでタッチ決済が使えるとしています。自分のカードがApple Payでタッチ決済に対応しているかは、カード会社のApple Payのページで出発前に確かめてください。日本で発行したMastercardやAmerican Expressのタッチ決済が韓国の店で通るかを個別に書いた公式の案内は、見つかりませんでした。

韓国のApple Payは、現代カードで始まった

Apple Payは2023年3月21日に韓国で始まりました。Apple Newsroom韓国版の発表によると、対象は現代カード(Hyundai Card)が発行したVisa・Mastercardのクレジットカードと、国内専用のクレジットカード・デビットカードです。韓国の人にとってのApple Payは、現代カードのカードを入れて使うものとして始まっています。

同じ発表は、店頭で使える場所の例としてコストコ、トゥーサムプレイス、ロッテ百貨店、ホームプラス、コンビニを挙げ、NFCに対応した端末にApple PayのロゴかNFCのマークがある店で使えると注記しています。これは韓国の人が現代カードで払う場合の話で、日本のカードを入れたiPhoneがそこで使えるという意味ではありません。それでも、マークを目印にする点は同じなので、店頭で探すときの手がかりになります。

韓国の端末がどれくらいタッチ決済に対応しているかの公的な数字は、2026年のものが見つかりませんでした。報道に出てくるのは2022〜2023年の推計で、今とは違うかもしれないので、この記事では使いません。

店で使えるかの確かめ方

使えるかどうかは、会計の前に端末を見て決めます。順番は次のとおりです。

  1. レジの端末に、電波のような形のタッチ決済のマークか、Apple Payのロゴがあるかを見る。
  2. マークがあれば、iPhoneを見せて払えるかを店の人に聞く。
  3. 通らなかったら、同じカードを差し込んで払う。

Visa Japanは、一定の金額(原則15,000円)を超える支払いでは、カードを差して暗証番号を入れるかサインが要ると案内しています。韓国でいくらから必要になるかは書かれていないので、高い買い物に備えてカードの暗証番号を覚えておいてください。

会計のときに、ウォンで払うか円で払うかを聞かれることがあります。選び方と手数料の違いは海外でカードを使うときの手数料にまとめています。

今日のレート 1,000₩ = 117.8円韓国ウォン⇄円のレート計算と早見表 →

アプリの中の支払いは、店頭とは事情が違います。韓国の報道(デジタルデイリー、2026年5月31日)によると、配達アプリ「配達の民族」は2026年6月2日から、海外で発行されたVisa・Mastercard・JCB・American ExpressをApple Payで使えるようにしました。

ソウルの地下鉄とバスは、iPhoneをかざしても乗れない

交通は店とは別です。2026年10月時点で、ソウルの地下鉄と市内バスは、日本のクレジットカードのタッチやApple Payでは乗れません。済州島の市内バスはVisaのタッチで乗れるなど、地域による違いもあります。詳しくは韓国の地下鉄・バスとクレジットカードのタッチにまとめています。

JCBは2026年9月18日の発表で、Tmoney(ティーマネー)と基本合意を結び、2027年内にソウル市内のバスへJCBのタッチ決済を入れる予定だとしています。同じ発表には、これまでの取り組みとして、地下鉄の券売機でのJCB決済と、モバイルTmoneyのアプリからのApple Payでのチャージ(Walletアプリからはできない)も載っています。対象のカードと開始の時期は書かれていません。今の旅行では、TmoneyやWOWPASSのような交通カードを用意してください。WOWPASSのチャージと払い戻しはWOWPASSの使い方にあります。

Apple Payだけで行かない理由

JCBは、屋台や小さな店ではクレジットカード払いができないこともあると案内しています。タッチ決済の端末がない店では、Apple Payは役に立ちません。iPhoneの電池が切れたときも払えなくなります。

次の3つを持っていけば、払えなくなる場面を減らせます。

  • 差し込んで使えるカード:Visa・Mastercard・JCBのどれか。JCBは、予備のカードは別のブランドにするよう勧めています。カードの選び方は韓国旅行のクレジットカードにあります
  • 交通カード:TmoneyかWOWPASS。使える場所は上の交通の記事とWOWPASSの記事で確かめる
  • 少しの現金:屋台と市場用。両替かATMで用意する。ATMの使い方は韓国のATMでウォンを引き出すにあります

海外でApple Payを使ったときの手数料は、カードを発行した会社に確かめるようAppleは案内しています。帰ってからの請求と照らし合わせるためにも、出発前に自分のカードの海外事務手数料の率を見ておいてください。

出発前のチェック

  • Walletに入れたカードが、Visa・Mastercard・JCBのタッチ決済に対応しているか(カード会社のApple Payのページで)
  • そのカードの暗証番号
  • 差し込みで使える予備のカードを、別のブランドで1枚
  • 交通カード(Tmoney・WOWPASS)を空港で買うか、事前に用意するか
  • 屋台と市場で使う分の現金

韓国のコンビニでの払い方は韓国のコンビニの使い方でも触れています。店ごとの対応を公式で確かめられる情報が出たら、この記事を更新します。