Wiseのデビットカードを海外で使う【2026年】発行1,200円・ATMは月25,000円まで無料、両替とデポジットの注意
Wiseのデビットカードは発行1,200円で年会費なし。海外のATMは1か月25,000円まで無料で、超えた分は100円+1.75%です。店では残高から自動で両替され、現地の通貨で払うのが基本。請求されなかったホテルのデポジットは30日以内に戻り、日本のカードはApple Payに入れられてGoogle Payは未対応。Wiseの日本向けの料金ページとヘルプで確かめました。
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Wiseのデビットカードで、海外で何ができる?
Wise(ワイズ)は、日本では資金移動業者として登録されている送金・両替のサービスです。金融庁の資金移動業者登録一覧(2026年9月30日現在)に、ワイズ・ペイメンツ・ジャパン株式会社が「関東財務局長 第00040号」で載っています。銀行ではありません。
Wiseのデビットカードは、Wiseのアカウントに入れたお金から支払うカードです。日本で発行されるのはMastercardのデビットカードです(Wiseの日本向けの英語のブログ)。Wiseのカードの案内では、150か国・地域、40通貨で、オンラインと店舗の支払いに使えます。海外の店で払う、海外のATMで現地のお金を引き出す、の2つが旅行での主な使い道です。
この記事の数字は、2026年11月1日にWiseの日本向けの料金ページとヘルプで確かめたものです。古い条件のまま書かれた記事やブログが検索に残っています。
カードの発行は1,200円、年会費はなし
Wiseのカード手数料のページ(日本)に載っている額は次のとおりです。
| 項目 | 額 |
|---|---|
| カードの注文(発行) | 1,200円(1回だけ) |
| 年会費・月額 | なし |
| カードの交換(なくした・使ううちに壊れたなど) | 640円(届いたときに壊れていた・届かなかったときなどは無料) |
| 期限切れのカードの交換 | 無料 |
| カードでの支払い | 無料(残高にない通貨で払うときは両替の手数料) |
| 海外のATMでの引き出し | 1か月に25,000円までは無料。超えた分は100円+1.75% |
カードの案内のページには、プラスチックのカードを1,200円で頼むかわりに、3,000円をチャージしてデジタルのカードを無料で取る方法も書かれています。デジタルのカードはスマホに入れて使うものなので、旅行先の店がタッチ決済に対応していないと使えません。日本のカードはGoogle Payに入れられない(Wiseの英語版ヘルプ)ので、Androidのスマホを使う人はプラスチックのカードを頼んでおきます。出発までにプラスチックのカードが届くよう、早めに頼んでおきます。
店で払うときは、残高から自動で両替される
Wiseのヘルプ「Wiseデビットカードの使い方について」では、アカウントに持っていない通貨で払った場合も、両替の手数料が一番安い残高から、支払いの通貨へ自動で両替されると説明しています。たとえば円だけを入れておいて韓国の店でウォンで払うと、円から必要な額だけウォンに替えて払われます。
料金のページでは、両替の手数料は「通貨によって異なります」「0.27%~」とだけ書かれていて、円からウォン、円から台湾ドルの率は載っていません。出発前にWiseのアプリで両替の金額を入れて、出てくる手数料を見ておくと目安になります。ただ、カードで払うときに同じ率になるとは公式に書かれていません。カードの案内には「海外事務手数料も為替レートの上乗せコストもありません」とあり、クレジットカードのような海外事務手数料は取らない、という立場です。日本のクレジットカードの海外事務手数料の仕組みは海外でカードを使うときの手数料にまとめています。
今日のレート 1NT$ = 4.84円台湾ドル⇄円のレート計算と早見表 →
行き先の通貨を前もって両替して残高に入れておくこともできます。ただ、Wiseのヘルプの「保有できる通貨」のページは「40種類以上の通貨」と書くだけで一覧がなく、日本のアカウントでウォンや台湾ドルの残高を持てるかは確かめられませんでした。持てない通貨でも、上のとおり払うときに自動で両替されます。
「現地の通貨で払う」を選ぶ
海外の店やATMの画面で、現地の通貨と日本円のどちらで払うかを聞かれることがあります。Wiseのヘルプは「必ず滞在中の国の現地通貨で決済するようにしてください」と書いています。円を選ぶと、その場で店やATMの側のレートで円に換算されます(DCC、動的通貨換算)。SMBC信託銀行の解説では、DCCのレートは加盟店が決めるもので、カード会社などのレートより割高になる場合が多いとしています。
WiseのATMの使い方のヘルプでも、ATMがその場で両替するとレートが割高になる場合があると説明しています。韓国・台湾のATMの画面の選び方は韓国のATMでウォンを引き出す方法と台湾のATMで台湾ドルを引き出す方法にあります。
ATMの無料枠は1か月25,000円まで
カード手数料のページでは、海外のATMの引き出しは1か月に25,000円までは無料です。25,000円を超えた分には、100円と、超えた額の1.75%がかかります。たとえば25,000円を引き出したあと、同じ月にもう1回、10,000円を引き出すと、100円+175円で275円です。100円が引き出しのたびにかかるのかは料金ページに書かれていないので、2回以上に分けるときはアプリの手数料の表示で確かめてください。
この無料枠とは別に、ATMを置いている銀行などが手数料を取ることがあります。Wiseのヘルプも「一部のATMでは、Wiseが請求する手数料とは別に手数料がかかる場合があります」としています。引き出しに失敗した分も無料枠に数えられることがある、とも書かれています。残りの無料枠は、アプリの「カード」のタブから「利用限度額」、「ATMの手数料を見る」の順で見られます。
Wiseの公式ブログには、韓国向けの記事(2025年9月9日)の「毎月2回、合計3万円まで無料」など、前の条件が残っているものがあり、今の料金ページと合いません。額は料金ページを見てください。
1回の支払いは100万円まで。限度額はアプリで変える
Wiseの利用限度額のヘルプでは、日本で発行したカードは、毎月の利用と出金の限度額に加えて、1回の支払いが100万円までです。ATMの引き出しには1か月と1日の上限があり、1か月の分は毎月1日、1日の分は毎日0時にもとに戻ります。日本で発行したカードの1日・1か月の具体的な額はヘルプに書かれていないので、アプリの「利用限度額」の「アカウントの限度額」の欄で確かめます。限度額はアプリかウェブサイトで変えられます。旅行の前に、ホテルの支払いなど大きな額が通るかを見ておくと安心です。
ホテルのデポジットで押さえた額が戻るまで
ホテルやレンタカーでは、チェックインのときにカードで保証金(デポジット)を仮に押さえることがあります。Wiseのヘルプ「取引が保留中になっている場合について」では、ホテル・ガソリンスタンド・レンタカー会社などは支払いを事前に承認することがあり、加盟店から請求がない場合は、7日以内(事前承認の場合は30日以内)にアカウントへ返金されると書いています。保留中の取引はWise側では取り消せないので、早く戻してほしいときは店に問い合わせます。
デビットカードは押さえた額がその場で残高から確保されるので、旅行中の残高が減って見えます。デポジットの額が大きいホテルでは、クレジットカードで押さえてもらうほうが残高を気にせずに済みます。押さえた額は、実際に使った額が決まると正しい額に直されます。最初に押さえた額と最後の請求額が違うことがあるので、旅費をまとめるときはホテルのレシートも撮っておくと、どれが本当の支払いか照らし合わせやすくなります。韓国と台湾のホテルのデポジットの扱いは韓国のホテルのデポジットと台湾のホテルのデポジットにあります。
カードが通らないときに見るところ
Wiseのヘルプ「支払いが拒否される理由」には、理由が17項目並んでいます。旅行先の店やATMで起きやすいのは次のようなものです。
- ICチップとPINの決済が有効になっていない
- ATMがカードに対応していない(一部のATM、特にアメリカでは磁気ストライプにしか対応していないものがある)
- タッチ決済(コンタクトレス)がうまく動かない
- 加盟店でカードが使えない
- カードが傷んでいて端末で読めない
- 利用限度額に達している
Wiseのヘルプ「利用できる国」では、日本で取得したカードは海外での支払いと海外のATMからの引き出しができ、使えない国の一覧に韓国と台湾は入っていません。それでも1枚だけでは、上のような理由で通らないときに困ります。VisaやJCBなど、Mastercard以外のクレジットカードをもう1枚持っておきます。
Apple Payには入れられる。Google Payは日本のカードは未対応
ワイズ・ペイメンツ・ジャパンは2026年5月12日に、日本のMastercardデビットカードを持つ人向けにApple Payへの対応を始めたと発表しました。Wiseのヘルプも、日本で発行したカードはApple Payに追加できるとしています。一方、Google Payは英語版のヘルプで「日本で発行されたカードでは今は使えない」と書かれています。韓国の店でスマホのタッチ決済がどこまで使えるかは韓国でApple Payは使える?、台湾は台湾でクレジットカードとApple Payは使える?にあります。
申し込みとお金の入れ方
Wiseの本人確認のヘルプでは、日本の場合はマイナンバーカード、または日本の別の本人確認書類とマイナンバーの書類が要ります。審査があるので、出発の直前ではなく余裕を持って申し込みます。
円は日本の銀行から振り込んで入れます。Wiseの日本円の振込先のヘルプでは、振込先の銀行名は「ワイズ・ペイメンツ・ジャパン」で、振り込む人の名義がWiseのアカウントの名前と一致しないと入金できません。家族の口座から入れるのではなく、本人の口座から振り込みます。
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