海外で払うと手数料はいくら?外貨払いの事務手数料と、円払いの店レート

海外の店で外貨のままカードを払うと、ブランドの換算にカード会社の事務手数料が乗る。円払いを選ぶと店のレートになり、事務手数料は乗らない。料率は発行会社ごとに確認します。

2026年10月27日 更新5分で読めます

外貨で払うと、事務手数料が乗る

海外の店でクレジットカードやデビットカードを外貨のまま払うと、国際ブランドが決めた換算レートに、カード会社の海外事務処理手数料が乗ります。換算日は買い物の当日ではなく、売上がブランドの決済センターに着いた日です。三井住友カードの案内では、目安は利用日から2〜4日後です。

三井住友カードの海外事務処理手数料のページでは、料率(消費税等込み、2024年11月1日改定、確認日2026年10月27日)は、VisaとMastercardのクレジットカードが3.63%、銀聯が2.50%、Visaデビットが3.63%です。海外キャッシュサービス(ATMで現金を出す)には、この事務手数料は乗りません。キャッシングには別の金利と手数料があります。

計算の例です。ブランドの換算を1ドル=150円と仮定し、Visaで100ドルを外貨払いしたとき、元金は15,000円、手数料は15,000円の3.63%で544円、請求は15,544円です。実際のレートと換算日は、明細で確かめます。

ブランドと、発行した会社で料率が分かれる

JCBの公式案内では、JCBカードの換算は、売上処理をした日の基準レートに、事務処理コスト1.60%(非課税)を足したレートです。JCBグループの会社が発行したカードは、この1.60%を足したレートが使われます。ほかの会社が発行したJCBカードは、その会社が自社の手数料を足すことがあります。

発行会社が公式に出している料率を並べると、次のとおりです(確認日2026年10月27日)。同じVisaでも、発行会社が違えば料率が違います。

発行会社Visa・MastercardJCBそのほか
三井住友カード3.63%(Visaデビットも3.63%)―銀聯2.50%
JCB(JCBグループの発行)―1.60%―
三菱UFJニコス3.85%2.04%(JCBの1.60%と自社の0.44%)アメリカン・エキスプレス2.0%(換算レートに含む)

この3社だけでも、1.60%から3.85%まで開きがあります。手元のカードの料率は、発行会社の海外利用のページで確かめてください。

韓国の店でのカードの選び方は、韓国旅行で使うクレジットカードとデビットカードです。あちらは行き先が韓国の製品の話で、この記事は行き先を問わない手数料の仕組みです。ハワイの費用の足し方はハワイ年末年始の費用、ヨーロッパ周遊はヨーロッパ周遊の費用です。

円で払うと、店のレートになる

店によっては、現地通貨か日本円かを聞かれます。日本円を選ぶと、その場で円の額は決まりますが、換算は店が決めたレートです。三井住友カードは、自社で外貨から円に換算する場合より割高になることがあると注意しています。日本円で払ったときは、海外事務処理手数料はかかりません。

現地通貨で払えば、手数料はカード会社の料率です。円で払えば、手数料の行は消えても、店のレートが乗ります。どちらが安いかは店ごとに違うので、端末の画面の通貨を見てから選びます。レシートの通貨と税の行は、海外レシートの見方です。

ICカードの支払いでは、暗証番号を求められることがあります。出発前に、自分のカードの暗証番号を確かめておきます。店がカード払いの手数料を代金に足していないかは、レシートの行で確かめます。