台湾鉄道(台鉄)の切符の買い方【2026年】予約は28日前からパスポート番号で、悠遊カードで乗れない自強号と払い戻し

台鉄の指定席はウェブとアプリで28日前から、外国人はパスポート番号で予約し、窓口なら無料で受け取れます。悠遊カードでも、普悠瑪・太魯閣・自強(3000)や観光列車でなければ乗れます。席の指定はなく、自強号は50kmまで区間車の運賃です。1割引はもうありません。運賃の例、払い戻しの手数料、TR-PASS 2,400元を台鉄の公式で確かめました。

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台鉄の切符は「指定席を予約する」か「ICカードで乗る」か

台湾鉄道(台鉄)は、台北から瑞芳(九份の最寄り)、基隆、花蓮、台中などを結ぶ在来線です。新幹線にあたる台湾高速鉄道(高鉄)とは別の会社で、切符も別です。高鉄の外国人向けの割引と切符の受け取りは台湾新幹線の外国人割引にまとめています。

台鉄に乗る方法は、大きく分けて2つです。

  • 指定席の切符を買う:ウェブ・アプリ・駅で、列車と席を決めて買う。花蓮のように遠くへ行く日や、座って行きたい日向け
  • 悠遊カード(EasyCard)などのICカードで改札を通る:切符を買わずに乗れる。ただし席はなく、乗れない列車がある

どちらを選ぶかは、乗る列車の種類で決まります。先に列車の違いを見ておきます。

ICカードで乗れるかは、列車の種類で決まる

台鉄の旅客運送契約では、運賃の1kmあたりの率が、自強号(じきょうごう)3.39元、莒光号(きょこうごう)2.61元、区間車2.18元と決まっています。速く停車駅の少ない列車ほど高くなります。

列車席ICカード
普悠瑪(プユマ)・太魯閣(タロコ)・自強(3000)原則は全席指定で、座席のない切符は売らない。西部幹線の自強(3000)には自由席の車両がある列車もある(下で説明)乗れない
そのほかの自強号・莒光号指定席。座席なし(無座)の切符もある乗れる(席はない)
区間車自由に座る乗れる

普悠瑪・太魯閣・自強(3000)は、花蓮や台東へ行く特急にも使われる形式です。台鉄の電子票証(ICカード)の乗車規定は、この3つにICカードで乗ると切符なしの乗車として扱い、運賃の5割増しを取るとしています。花蓮へ行く日は、ICカードで改札を通る前に、乗る列車の種類を時刻表で確かめてください。

西部幹線(台北〜台中〜高雄の方面)の自強(3000)には、自由席の車両がある列車があります。この自由席の切符は、台鉄の切符の種類のページによると、大人が自強号の運賃の95%で、乗車日の7日前(当日を含む)から公式サイトとアプリで買えます。

ウェブとアプリの予約は28日前から。外国人はパスポート番号で

台鉄のオンライン予約の案内(2026年10月14日更新)で決まっていることは次のとおりです。

  • 予約は乗車日の4週間(28日)前から。金曜は4週間後の金・土・日の分まで取れる
  • 当日の列車は、発車30分前までなら予約できる。受付は0時〜24時
  • 台湾の身分証の番号がない人は、パスポートの番号で予約する(日本語版にも「パスポート番号を入力してご予約ください」とある)。ただし予約画面には、パスポート番号での予約は法定の割引(子どもや高齢者の割引など)の対象外と書かれている
  • 1人が1つの乗車日に予約できるのは9枚まで(往復は18枚)

予約したら、支払いの期限があります。予約した日の翌日24時までが基本で、乗車日の前日に予約したらその日の24時まで、当日に予約したら発車20分前までです。払わないまま期限を過ぎると予約は消えます。払わずに消える予約が1か月に6回重なると、1か月予約できなくなります。

オンラインのカード払いは、台鉄の案内ではVISA、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレスで、3Dセキュア(本人認証)を導入しています。日本で発行したカードが通るかは案内に書かれていません。通らなかったときは、支払いの期限内に駅の窓口で払えます。

アプリで予約するなら、公式は「台鐵e訂通」(提供元は台鉄)です。App Storeには「台鐵訂票通」という名前の似た個人のアプリもあるので、提供元を見てから入れてください。

切符の受け取りは窓口なら無料、コンビニは1枚8元

予約しただけでは乗れず、紙の切符として受け取ります(アプリの電子の乗車券もありますが、外国人が受け取れるかは公式の案内で確かめられませんでした)。オンライン予約の案内にある受け取り場所は次のとおりです。

  • 駅の窓口:手数料なし。予約した人の身分証明書の原本が要り、外国人はパスポートを見せる。窓口では現金、クレジットカード、スマホ決済で払える
  • 駅の自動券売機:指定席の切符を受け取れる券売機がある駅で
  • コンビニ4社(セブン-イレブン、ファミリーマート、ハイライフ、OK):1枚8元(約39円)。往復は2枚で数える

台北駅で受け取ってすぐ乗るなら、窓口は手数料がかからず、その場で乗れます。発車の直前に慌てないよう、時間に余裕を持って着いてください。台北駅で荷物を預けてから日帰りに出るなら台北駅の荷物預かりに場所と料金があります。

ICカードで乗るときの決まり

台鉄の電子票証の乗車規定(2025年6月23日の乗車分から)では、使えるカードは悠遊カード、一卡通(iPASS)、icashです。台北のMRTで使っているカードがそのまま使えます。カードの買い方とチャージは台北MRTと悠遊カードの使い方にあります。

  • 入場と出場の両方で改札にタッチする
  • 普悠瑪・太魯閣・自強(3000)・観光列車などには乗れない(乗ると5割増し)
  • 指定席のある列車に乗っても、席は割り当てられない
  • 莒光号以下の列車は区間車の運賃で引かれる。自強号は通算50kmまでは区間車の運賃で、それを超えた分は自強号の運賃で計算する
  • 残高が足りなくても、出場のときに1回だけマイナスで出られる(悠遊カードは60元まで)。次のチャージで差し引かれる

交通部観光署の日本語ページに「ICカードなら1割引」と書かれていることがありますが、いまの台鉄の規定にその割引はありません。そのかわり、上の決まりのとおり、莒光号と、自強号の50kmまでの分は区間車の運賃で引かれます。50km以内の移動なら、3000型などを除く自強号にICカードで乗っても、区間車と同じ額です(席はありません)。改札にクレジットカードをかざして乗れるという案内は、台鉄の規定には見つかりませんでした。日本のカードやスマホが台湾のどこで使えるかは台湾でクレジットカードとApple Payは使える?にまとめています。

運賃の例:台北から瑞芳、花蓮まで

台鉄の運賃表(2025年6月23日の乗車分から)で見た大人の運賃です。円は臺灣銀行の2026年10月30日の参考レートから出した目安(1元=約4.85円)です。

区間自強号区間車
台北→瑞芳114元(約553円)73元(約354円)
台北→花蓮583元(約2,828円)376元(約1,824円)

交通部観光署の日本向けサイト ikutabi(2025年6月21日掲載)によると、2025年6月23日に運賃が平均26.8%上がり、台北〜花蓮の自強号は440元から583元になりました。古い運賃のままの案内も残っているので、額は台鉄の運賃表か運賃検索で確かめてください。九份へ行く日の瑞芳からのバスは九份への行き方にあります。

払い戻しの手数料は、乗車日の何日前かで変わる

台鉄の払い戻し・変更のページ(2026年4月10日更新)では、座席のない切符(区間車など、無座)の払い戻しは手数料がかかりません。指定席の切符は、払い戻す日によって手数料が変わり、発車前に手続きします。

  • 乗車日の25日以上前:1枚10元
  • 3〜24日前:1枚20元
  • 1〜2日前:5%(最低20元)
  • 当日:10%(最低20元)

列車の変更は1回目が無料で、乗る列車の発車30分前まで。2回目からは払い戻しと同じ扱いです。クレジットカードで買った切符は、同じカードで手続きします。

何度も乗るならTR-PASS

台鉄の乗り放題の切符TR-PASSは、外国人も買えます。購票指南(2026年9月4日更新)の一般版の額は、3日券が2,400元(約11,640円)、5日券が3,200元(約15,520円)です。古い額が書かれたままの案内もあるので、額は台鉄の購票指南で確かめてください。

  • 買えるのは駅の窓口だけで、実名制(パスポートを見せる)
  • 買えるのは使い始める日の30日前(その日を含む)から
  • 使い始める日は買うときに決め、その日から続けて使う。あとで変えられない
  • 春節の輸送期間と、台鉄が使用停止を公告した期間は使えない。その期間をまたいで使うこともできないので、春節の前後に行くなら日程と使える期間を先に確かめる
  • 普悠瑪・太魯閣・自強(3000)は、座席を指定してから乗る
  • 払い戻しは1枚31元で、使い始める日の前日23時59分まで

台北→花蓮の自強号の往復は1,166元なので、3日券の2,400元を超えるには、ほかにも何本か遠くまで乗る日程が要ります。

年末年始と春節は、予約の開始日が別に決まる

台鉄の連休の予約開始の一覧では、2027年の元旦の連休(12月29日〜1月4日の乗車分)は、2026年12月1日の0時に予約が始まります。2027年の春節の発売日は、10月31日の時点ではまだ一覧にありません。2026年の春節は、1月13日と14日の0時に東部と西部に分けて発売されました。2027年の日程は発表後に更新します。台湾の年末年始の動き方は台湾の年末年始にまとめています。

なお、台鉄の公式サイトは2026年7月1日からwww.trc.com.twに変わり、元のアドレス(railway.gov.tw)は2027年1月1日に止まる予定です(台鉄の公告)。ブックマークしている人は新しいアドレスに替えておいてください。