モバイルバッテリーの機内持ち込み【2026年】1人2個・160Wh以下、Whの計算と日本・韓国・台湾のルール

モバイルバッテリーは預けられず、機内持ち込みは1人2個(160Wh以下)まで。mAhからWhを出す式、100Wh超と予備の電池の組み合わせ、機内で充電しない・上の棚に入れないこと、韓国・台湾が始めた日まで国土交通省などの発表で確かめました。

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モバイルバッテリーは手荷物で、1人2個まで

国際基準により、モバイルバッテリーはスーツケースに入れて預けられません。必ず機内に持ち込む手荷物に入れます。国土交通省は2026年4月24日から、機内に持ち込めるモバイルバッテリーを1人2個まで(160Wh以下に限る)にしました。160Whを超えるものは持ち込めません。

同じ時期に、韓国と台湾も1人2個までのルールを始めています。日本から韓国・台湾へ行く旅行では、行きも帰りも、持ち込めるのは手荷物に1人2個までです。容量の上限や機内での扱いには国や航空会社で違いがあるので、下の表と後半の節で確かめます。

国・地域始まった日個数機内で
日本(国土交通省)2026年4月24日1人2個まで(160Wh以下)バッテリーへの充電は禁止。バッテリーから機器へも充電しない
韓国(国土交通部)2026年4月20日1人2個まで(160Wh・43,000mAh以下)使用と充電を禁止
台湾(交通部民用航空局)2026年4月8日1人2個まで使うことも、充電することもできない

表は2026年10月30日に、日本の国土交通省、韓国政府の政策ブリーフィング、台湾の交通部民用航空局の発表で確かめたものです。日本と台湾は、預け入れの荷物には入れられず、手荷物でだけ持ち込めると明記しています。台湾の発表には、容量の上限が書かれていません。

国土交通省によると、新しいルールは国際民間航空機関(ICAO)の国際基準の緊急改訂を受けたものです。改訂案はICAOの理事会が2026年3月27日(現地時間)に承認し、即日適用されました。定期航空協会は、会員の航空会社全社(2026年4月1日時点で19社)で、4月24日からそろって対応すると発表しました。

手持ちのバッテリーは何Wh?計算のしかた

バッテリー本体に書かれているのは「mAh(ミリアンペアアワー)」の数字が多く、ルールの「Wh(ワットアワー)」とは単位が違います。国土交通省は、次の式で計算するよう案内しています。

Wh = 定格容量(mAh)× 定格電圧(V)÷ 1,000

国土交通省の例では、定格容量27,000mAh・定格電圧3.7Vのバッテリーは99.9Whです。同じ3.7Vなら、10,000mAhは37Wh、20,000mAhは74Whになります。羽田空港の案内も、一般的なモバイルバッテリー(5,000〜20,000mAhほど)の多くは100Wh以下だと書いています。

韓国の国土交通部は、160Whを43,000mAhと書き添えています。大容量のバッテリーを持っているなら、本体の表示で定格容量と定格電圧を確かめてから計算します。

100Whを超えると、予備の電池の数が変わる

国土交通省の案内では、モバイルバッテリー2個の組み合わせによって、カメラ用などの予備の電池をいくつ持ち込めるかが変わります。

モバイルバッテリー2個の内訳100Wh以下の予備の電池100Wh超〜160Wh以下の予備の電池
2個とも100Wh以下個数の制限なし2個まで
100Wh以下と100Wh超を1個ずつ個数の制限なし1個まで
2個とも100Wh超〜160Wh以下個数の制限なし持ち込めない

スマートフォン用の小さなバッテリーを2個持つだけなら、表の1行目に当たります。カメラの予備の電池を何本も持つ人は、この表で確かめておきましょう。航空会社によっては、もっと厳しいルールを設けていることがあり、国土交通省は各航空会社の指示に従うよう書いています。

機内では充電しない、上の棚に入れない

国土交通省のルールでは、機内でモバイルバッテリーに充電することは禁止で、モバイルバッテリーからスマートフォンなどに充電することもしません。スマートフォンを充電したいときは、機内に備え付けの電源があればそちらを使います。座席の上の収納棚には入れず、座席ポケットなど手元に置きます。端子に絶縁テープを貼る、ケースや袋に入れる、ほかのバッテリーや金属と同じ袋に入れないなど、ショートを防ぐことも求められています。

韓国の国土交通部は、機内でのモバイルバッテリーの使用と充電を全面的に禁止しています。大韓航空など韓進グループの5社は、2026年1月26日から機内でのモバイルバッテリーの充電と使用を禁止し、持っているだけにするよう案内しています。座席の上の棚に入れることも禁止です。

台湾の交通部民用航空局は、飛行中にモバイルバッテリーを使うことも、充電することもできないとしています。台湾での充電と変換プラグは台湾のコンセントと電圧にまとめています。乗る便の航空会社の案内も確かめます。

国土交通省は、預け入れ、160Whを超えるもの、ショートの防止、2個まで、バッテリーへの充電のルールに違反すると、航空法により罰則が科される可能性があると書いています。

容量の表示が読めないときは

古いバッテリーで、容量や電圧の表示がかすれて読めないこともあります。成田空港は、Whが分からないリチウムイオン電池は、航空会社の職員か保安検査員に尋ねるよう案内しています。空港で判断を待たずに済むよう、表示が読めるバッテリーを選んで持っていくほうが確実です。

160Whを超えるものと3個目は持ち込めません。国土交通省は、持ち込めなかったバッテリーは宅配便などの貨物でも空輸できない場合があると書いています。空港で手放すことにならないよう、出発の前に家に置いていきます。

出発前のチェック

  • モバイルバッテリーは手荷物に入れた(預ける荷物に入れない)
  • 2個まで、どちらも160Wh以下(mAh × V ÷ 1,000で確かめた)
  • 端子にテープを貼るか、ケースや袋に1個ずつ入れた
  • 機内では充電しない、座席の上の棚に入れない
  • 乗る航空会社の案内で、追加のルールがないか見た

韓国旅行の荷物全体は韓国旅行の持ち物リスト、現地での充電と変換プラグは韓国のコンセントと電圧にまとめています。