12月のヨーロッパの服装|パリ5.1℃・ウィーン1.5℃、朝の氷点下と雨の日への備え

12月の西欧・中欧は気象庁の平年値でロンドン6.1℃からプラハ0.3℃、どこも東京より寒い。ドイツは氷点下の朝が月の半分ほど、パリとロンドンは雨の日が月に11日ほど、ロンドンは15時台に日が沈みます。都市ごとのコートと重ね着、持ち物表まで。

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12月の西欧・中欧は平均0〜6℃、東京より2〜7℃ほど寒い

気象庁の「世界の天候」の平年値(1991〜2020年)で、西欧と中欧の主な都市の12月を並べると、平均気温はロンドンの6.1℃からプラハの0.3℃まで。東京の12月は同じ気象庁の平年値で平均7.7℃なので、どの都市も東京より寒く、ウィーンやミュンヘン、プラハでは5℃以上低くなります。

都市(気象庁の地点)12月の平均気温12月の降水量
ロンドン(ヒースロー空港)6.1℃59.6mm
パリ(オルリー空港)5.1℃62.2mm
フランクフルト3.1℃52.3mm
ベルリン(テンペルホーフ)2.3℃42.3mm
ウィーン1.5℃46.4mm
ミュンヘン(空港)0.7℃47.3mm
プラハ(ルジニェ空港)0.3℃25.3mm
ヘルシンキ(北欧、ヴァンター空港)-1.9℃61.1mm
東京(比較)7.7℃57.9mm

北欧のヘルシンキは-1.9℃で、西欧・中欧とは別の寒さです。後ろの章で扱います。

気象庁の地点には空港の観測所が多く、パリはオルリー空港、ミュンヘンも空港の値です。フランス気象局(Météo-France)の平年値では、市内のパリ・モンスリの12月の平均は5.9℃で、オルリーより0.8℃高くなります。ドイツ気象局(DWD)の1991〜2020年の平年値では、ベルリン・テンペルホーフは2.3℃、フランクフルトは3.1℃で、気象庁と同じ値でした。

朝の最低気温は、ウィーンやドイツで0℃前後

平均だけでは、朝晩の冷え方が分かりません。各国の気象機関の平年値で日最高と日最低を見ると、次のようになります。

  • パリは、Météo-France のパリ・モンスリ観測所(1991〜2020年)で、12月の日最高8℃、日最低3.8℃。
  • ロンドンは、英国気象庁(Met Office)のヒースロー観測所(1991〜2020年)で、日最高8.79℃、日最低3.08℃。
  • ウィーンは、世界気象機関(WMO)の世界天気情報サービスにあるオーストリアの気象機関の値(1971〜2000年)で、日最高4.0℃、日最低-0.5℃。
  • ミュンヘンは、同じ WMO のドイツ気象局の値(1971〜2000年)で、日最高3.7℃、日最低-2.3℃。
  • ヘルシンキは、WMO のフィンランド気象研究所の値(1971〜2000年)で、日最高-0.8℃、日最低-6.6℃。

ウィーン、ミュンヘン、ヘルシンキの値は古い期間の平年値なので、今はこれより少し暖かい可能性があります。それでも、パリとロンドンは朝でも3〜4℃、ウィーンは日最低の平年値が氷点下です。

DWD の1991〜2020年の平年値で、最低気温が0℃を下回る日は、12月にベルリン・テンペルホーフで13.9日、フランクフルトで13.6日、ミュンヘン空港で21.4日あります。ミュンヘンは月の3分の2、ベルリンやフランクフルトでも月の半分ほどの日が氷点下まで冷えます。

東京の12月は日最低3.8℃・日最高12.0℃です。パリやロンドンの朝は東京の朝とほぼ同じですが、昼は日最高が8℃前後で、東京より3〜4℃低くなります。

パリとロンドンは、雨の日が月に11日ほど

Météo-France の平年値で、パリ・モンスリの12月に1mm以上の雨が降る日は11.4日。Met Office の平年値で、ヒースローは10.77日です。1か月の3分の1ほどの日に雨が降るので、傘か、フード付きで水をはじくコートを用意します。

降水量だけを見ると、パリ(オルリー)62.2mm、ロンドン(ヒースロー)59.6mmで、東京の12月の57.9mmと大きくは変わりません。雨具は毎日持ち歩くつもりで用意します。プラハは気象庁の平年値で25.3mmと、並べた都市の中では雨が少ない都市です。

日が沈むのは何時?

アメリカ海軍天文台の計算で、2026年12月15日の日の出と日の入りを並べました。ロンドンは15時台、パリでも17時前に日が沈み、北へ行くほど昼が短くなります。

都市日の出日の入り昼の長さ(計算値)
パリ8時37分16時54分約8時間17分
ウィーン7時38分16時01分約8時間23分
ロンドン8時00分15時52分約7時間52分
ヘルシンキ9時19分15時12分約5時間53分
ロヴァニエミ10時59分13時25分約2時間26分
東京(比較)6時43分16時29分約9時間46分

時刻はどれも現地時間です。パリの日の出は8時半を過ぎてからです。クリスマスマーケットに出かける夕方には、もう日が沈んでいます。夕方以降に外を歩く予定の日は、昼の服装に1枚足せるようにして出かけます。

服は重ね着で、室内では脱げるように

  • コートは、ウィーンやドイツに行くなら朝の氷点下に耐えるダウンや厚手のコート。プラハは平均0.3℃で、同じ準備が合います。パリ・ロンドンが中心なら、雨をはじく中綿コートかフード付きのコートが合います。
  • 中に着るものは、長袖のシャツやニット、薄手のフリース。美術館や店に入ったら上着を脱ぐので、薄いものを重ねれば脱ぎ着で調整できます。
  • 帽子・手袋・マフラーは、朝が0℃前後になる都市では必須の持ち物です。
  • 靴は、雨の日が多いので水を通しにくいもの。石畳の旧市街を歩くことが多いので、底の厚い歩きやすい靴にします。
  • タイツや厚手の靴下は、ウィーン・ドイツ・プラハ・北欧に行くなら足元の冷えを防ぎます。

ヘルシンキとロヴァニエミは、別の寒さ

ヘルシンキの12月は、気象庁の平年値で平均-1.9℃。WMO のフィンランド気象研究所の値(1971〜2000年)では、ロヴァニエミの12月は日最高-6.9℃、日最低-13.3℃です。昼でも氷点下で、中欧の都市とは服装の組み立てが変わります。

ロヴァニエミに行くなら、厚手のダウン、防寒用の帽子と手袋、滑りにくい冬靴が要ります。サンタクロース村への行き方とオフィスの時間はロヴァニエミのサンタクロース村にまとめています。

持ち物チェック表

持ち物使う場面判断の目安
ダウン・厚手のコートウィーン・ドイツ・プラハ・北欧の朝晩氷点下の日が月の半分以上の都市(プラハは平均0.3℃)
雨をはじくフード付きのコートパリ・ロンドン雨の日が月に11日ほど
ニット・薄手のフリースコートの下室内で脱げる薄さを重ねる
帽子・手袋・マフラー朝晩、夕方のマーケット0℃前後の都市では必須
水を通しにくい靴雨の日、石畳の旧市街底の厚い歩きやすいもの
タイツ・厚手の靴下中欧と北欧足元の冷え対策
折りたたみ傘にわか雨フードがあれば省いてもよい

よくある疑問

パリとウィーンを回るなら、どちらに合わせる?

寒いほうのウィーンに合わせます。気象庁の同じ平年値で12月の平均はパリ(オルリー)5.1℃、ウィーン1.5℃。ウィーンに合わせたコートならパリでも足ります。雨の日の多いパリのために、フードか折りたたみ傘を足します。

クリスマスマーケットに行く日の服装は?

夕方から夜に外で立って過ごすので、帽子・手袋・マフラーまでそろえて出かけます。各地のマーケットの開催期間はヨーロッパのクリスマスマーケット2026、パリとロンドンの12月の行事はパリのクリスマス2026とロンドンのクリスマス2026に書いています。

入国の手続きで気をつけることは?

シェンゲン圏の国に入るときの EES(出入国システム)の登録はEES(欧州出入国システム)とはにまとめました。現地で払うときのカードの手数料は海外で払うときの手数料で書いています。