台湾ひとり旅の予算|台北3泊4日の計算例、ひとりで高くつく宿とタクシー、MRT乗り放題券の選び方
台湾をひとりで旅すると、1室料金の宿とタクシーが割り勘できず高くつきます。交通部と観光署の平均房價(旅館業2,984元、台北市の観光ホテル5,295元)で組んだ台北3泊4日の計算例、空港MRT160元と72時間券のセット600元、タクシーの夜間20元の加算、SIMと悠遊カードの費用をまとめました(食費は計算用の仮定)。
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台湾ひとり旅で、ふたり旅より高くつくのは宿とタクシー
台湾をひとりで旅すると、1人あたりの費用が上がるのは主に宿泊とタクシーです。ホテルの料金は1室1泊で決まるので、ふたりなら半分ずつ払える部屋代を、ひとりなら全額払います。タクシーも1台分の運賃をひとりで払います。地下鉄(MRT)や空港MRTの運賃、食事、SIMは1人ずつかかる費用なので、人数で変わりません。
台湾の交通部が2026年2月に出した発表では、2025年の旅館業(観光ホテルと一般の旅館)の平均房價(売れた客室1室1泊あたりの平均)は2,984元(約14,450円)でした。民宿は2,438元です。ふたりで1室を使えば1人1,492元ですが、ひとりなら2,984元を全部払います。3泊なら、その差は1人4,476元(約21,680円)です。
台北の観光ホテルに絞ると、観光署の月報では2026年1〜6月の台北市の平均房價は5,295元(約25,650円)でした。全国の観光ホテルの4,694元より高い値です。全国の旅館業の2025年の平均と、この台北市の観光ホテルの2026年上半期の平均では、3泊で約7,000元の差になります。地域も期間も違う平均どうしですが、どこにどんな宿を取るかで、ひとり旅の予算が大きく動くことは読み取れます。
円は2026年11月3日のExchangeRate-APIの参考レート(1元=約4.84円)で換算した目安です。確認日は2026年11月4日です。
台北3泊4日の計算例(航空券は別)
台北に3泊4日、ひとりで泊まる場合の現地の費用を、公式の運賃と統計から組みました。食費だけは公的な目安が見つからなかったので、台湾旅行の費用の計算例と同じ1日600元を仮に置いています。相場ではなく計算用の入力値なので、自分の予定に合わせて入れ替えます。「ふたりで1室」の列は、同じ料金の部屋をふたりで使い、部屋代を半分ずつ払った場合の仮定です。交通は、空港MRTの往復と台北MRTの72時間券をセットで買う前提です。
| 費目 | ひとり | ふたりで1室(1人分) | 根拠 |
|---|---|---|---|
| 宿泊(3泊) | 8,952元 | 4,476元 | 全国の旅館業の2025年の平均房價2,984元×3泊(この発表には台北だけの値がない) |
| 空港MRT往復+MRT72時間券 | 600元 | 600元 | 桃園捷運の空港MRTと台北MRTのセット券 |
| 悠遊カード | 100元 | 100元 | カード代(残高は入っていない) |
| SIM(4G・3日) | 300元 | 300元 | 中華電信の観光プリペイドSIMの料金表 |
| 食費(4日) | 2,400元 | 2,400元 | 1日600元の仮定 |
| 合計 | 12,352元(約59,800円) | 7,876元(約38,100円) | 観光・買い物・タクシーは含めない |
宿を台北の観光ホテルの平均5,295元で置くと、宿泊は3泊で15,885元になり、ひとりの合計は19,285元(約93,400円)です。ふたりで割れば宿泊は1人7,943元、合計は11,343元(約54,900円)です。どちらの平均も税やサービス料を含むかは統計に書かれておらず、年越しの夜だけの料金も読めません。予約するときは、画面に出る支払総額をそのまま宿泊の欄に入れます。
悠遊カードには、カード代とは別に乗る分のお金をチャージします。観光署の案内では、台湾のホテルやレストランでは会計のときに10%のサービス料が足されるので、ホテルの食事やレストランを多めに入れる人は、食費をその分上げておきます。
交通費は、乗る回数で券を選ぶ
桃園空港MRTの運賃表では、台北駅(A1)から空港の第1ターミナル(A12)・第2ターミナル(A13)までは片道160元(約780円)、往復で320元です。桃園捷運は2025年1月2日に全線の10元引きをやめて、元の運賃に戻しています。
台北MRTの片道の切符は20〜65元です。悠遊カードで払っても、1回ごとの割引はありません。月の乗車回数による還元やバスとの乗り継ぎの割引は台北MRTと悠遊カードの使い方にまとめています。乗り放題の券は、1日券150元、24時間券180元、48時間券280元、72時間券380元です。72時間券は、片道65元の区間なら6回、20元の区間なら19回乗って元が取れる計算です。中心部の短い区間を1日2〜3回乗るくらいなら、悠遊カードで1回ずつ払うほうが安く済みます。
空港MRTの往復と台北MRTの乗り放題をまとめたセット券は、48時間券つきが520元、72時間券つきが600元です。往復の320元と72時間券の380元を別に買うと700元なので、72時間券を使う人はセットで100元浮きます。セットの中の72時間券は実質280元(600元−320元)で、20元の区間なら14回で元が取れます。計算例の表はこのセット券で組んでいます。乗る回数が少ない人は、往復の320元と悠遊カードでの支払いに置き換えます。
タクシーはひとりだと割り勘できない
台北市公共運輸處の案内では、台北のタクシーの日中の運賃は、最初の1.25kmが85元(約410円)で、その後200mごとに5元が足されます。時速5km以下で走っているあいだは、60秒ごとに5元が足されます。5kmを止まらずに走ると約180元で、ふたりなら1人90元ですが、ひとりなら180元を払います。
夜11時から翌朝6時に乗ると、1回につき20元が足されます。夜かどうかは乗った時刻で決まります。春節の連休は、連休の初日の3日前から最終日まで、1回につきさらに30元が足されます。夜遅くに夜市から帰る日は、MRTの終電に間に合う時刻を先に確かめておくと、タクシー代を予算から外せます。配車アプリの使い方と料金は台湾のタクシー配車アプリにまとめています。
ひとりの宿代を抑えるには
- 観光ホテルだけでなく、一般の旅館や民宿も候補に入れて比べます。上の平均の差を見ると、どこにどんな宿を取るかで3泊の宿代が数千元動くことがあります。
- 予約画面の料金が1人料金か1室料金かを確かめてから、宿泊の欄に入れます。
- 泊まる場所をMRTの駅の近くにすると、タクシーに乗る回数が減ります。地区ごとの特徴は台北の泊まる場所の選び方で比べられます。
- 年末年始は1泊ずつ料金を見ます。観光ホテルの平均は月ごとにしか出ていないので、大晦日の料金は予約画面で確かめます。
SIMとカードは1人分ずつ
中華電信の観光プリペイドSIM(觀光預付卡)の料金表では、日数で決まる4Gのプランは3日300元(約1,450円)、5日300元または500元、7日500元などです。3日のプランの日数の数え方は着く時刻と帰る時刻で足りないことがあるので、3泊4日なら同じ300元の5日プランも候補にします。ページの日付は2022年11月なので、今の料金は店頭で確かめます。パスポートのほかに2つ目の書類が要り、運転免許証など顔写真つきの公的な書類でも受け付けられます。18歳未満は保護者の付き添いが要ります。eSIMや日本のプランとの比べ方は台湾のSIMとeSIMの選び方にあります。
悠遊カードは、悠遊カード社の案内では普通のカードが100元で、コンビニ4社(セブン-イレブン、ファミリーマート、ハイライフ、OK)などで買えます。この100元には保証金も残高も入っていません。チャージの仕方と使える場所は台北MRTと悠遊カードの使い方にまとめています。
予算と実際の支出を分けて記録する
ひとり旅は、宿の支払総額と、現地で使った現金・カードの額を自分で管理します。出発前に上の表の数字を予算として書き、旅行中はレシートの金額を実際の支出として足していくと、どの費目で予算を超えたかが帰る前に分かります。台湾のレシート(統一発票)は宝くじにもなっているので、捨てる前に台湾のレシートの宝くじで当たりの見方を確かめておきます。TabiRecoでは、レシートを撮ると金額を円に換算して記録できます。
ソウルをひとりで回る場合の計算はソウルひとり旅3泊4日の予算にあります。
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