ヨーロッパ周遊(ロンドン・パリ)の費用はいくら?【2026年版】7日間の予算とポンド・ユーロ換算術
1. ヨーロッパ周遊、7日間で費用はいくら?— ロンドン・パリ2都市を例に
ロンドン3泊・パリ3泊の6泊7日を例にすると、航空券・宿泊・食費・現地交通・ユーロスターの移動費まで含めて総額25万円台〜65万円前後が目安です。台湾やタイと比べると、航空券・宿泊費の水準がひとまわり高く、宿の予約タイミングとホテルのグレードで総額が大きく動きます。
ヨーロッパ周遊が他の渡航先と違うのは、1回の旅行で2つ以上の通貨をまたぐ点です。イギリスはポンド(GBP)、フランスはユーロ(EUR)と通貨が切り替わるため、「今いくら使ったか」の感覚がリセットされやすく、レシートを見返しても合計がつかみにくくなりがちです。以下では項目別の相場を分解したうえで、2通貨をどう管理するかも合わせて整理します。情報は2026年8月時点のものです。
2. 費用の内訳を項目別に解説
ロンドン3泊・パリ3泊・移動1日の6泊7日を想定した場合の目安を、旅行スタイル別に3段階でまとめると次のようになります。時期やホテルのグレードで前後する幅の広い項目なので、自分の使い方に近い列を参考にしてください。
| 項目 | 節約タイプ | 標準タイプ | ゆったりタイプ |
|---|---|---|---|
| 往復航空券(東京⇔ロンドン/パリ) | 11万円台〜 | 18〜22万円 | 28万円以上 |
| ユーロスター(ロンドン→パリ) | 8千円台〜 | 1.5万円前後 | 3万円以上 |
| 宿泊(6泊合計) | 6万円前後 | 13〜14万円前後 | 21万円以上 |
| 食費(7日間) | 4〜6万円 | 7万円前後 | 10万円以上 |
| 現地交通(7日間) | 7千円前後 | 1万円前後 | 2万円以上 |
| 総額目安(6泊7日) | 25万円台〜 | 40万円前後 | 65万円前後〜 |
2-1. 航空券とユーロスター — 「ロンドン→パリ」は飛行機より鉄道が定番
東京からロンドンへの往復航空券は、時期や経由の有無で11万円台〜25万円前後まで幅があります。パリ発着だと20万円台からが目安で、いずれも6〜8月の夏休みシーズンは運賃が上がりやすい時期です。ロンドンからパリへの移動は飛行機ではなく、ユーロスター(英仏海峡トンネルを抜ける高速鉄道)で市街地の駅同士を約2時間15分〜2時間30分で結ぶのが定番です。運賃はスタンダードクラスで片道39ポンド(約8,400円)からの設定があり、直前予約や混雑期は150ポンド(約32,300円)を超えることもあるため、日程が決まったら早めの予約が有利です。
2-2. 宿泊費 — パリはロンドンよりワンランク高く出やすい
ロンドン中心部の中級ホテル(3〜4つ星)は1泊1.5万〜2万円程度が目安で、時期によっては3つ星の最安値が1万円を切ることもあります。一方パリの中級ホテルは1泊130〜180ユーロ(約2.4万〜3.3万円)前後が目安で、同じ3つ星でもロンドンよりワンランク高く出やすい傾向です。パリのホテルは表示料金とは別に滞在税がかかる場合が多いので、予約時に税込みかどうかを確認しておくと安心です。
2-3. 食費 — ロンドンはパブランチ、パリはビストロの定食で抑える
ロンドンの食費は1日£40〜60(約8,600〜1.3万円)が目安ですが、パブランチ(£10〜15前後)を活用すれば£30〜40(約6,500〜8,600円)程度に抑えられます。パリは朝食(ブーランジェリーのクロワッサン+コーヒー)が1,000円程度、ランチはビストロの定食メニューで2,500〜3,000円台、ディナーは6,000〜8,000円が目安で、1日あたり1万円前後が標準的なラインです。両都市とも、毎食レストランではなくパン屋やスーパーを織り交ぜると食費の変動を抑えやすくなります。
2-4. 現地交通 — ロンドンはタッチ決済、パリはナヴィゴイージー
ロンドンの地下鉄・バスは、クレジットカードなどのコンタクトレス決済をそのまま改札でタッチするだけで乗車でき、1日の利用額には上限(フェアキャップ)が設定されているため、乗り降りが多い日でも一定額を超えて引き落とされる心配がありません。オイスターカードを使う場合の最低運賃はゾーン内で片道2.5ポンド(約540円)程度からです。パリはナヴィゴイージー(発行手数料2ユーロ、証明写真不要)にチャージして使うのが定番で、2025年の改定後はメトロ・RERが2.5ユーロ、バス・トラムが2ユーロの均一料金になっています。
2-5. 通信費 — 複数国を回るならヨーロッパ周遊対応のeSIMが手間なし
イギリス・フランスをまたぐ場合、国ごとにSIMを買い直すより、両国を含む複数国対応のヨーロッパ周遊eSIMを日本で設定しておいたほうが到着後すぐに使え、切り替えの手間もありません。料金はデータ容量や日数によって数百円〜数千円まで幅があるので、1日にどれくらいデータを使うかを目安に容量を選ぶと選びやすくなります。
3. ヨーロッパ周遊ならではの悩み——ポンドとユーロ、2つの通貨をどう管理するか
2026年8月12日時点のレートは、1ポンド=215円前後、1ユーロ=182〜184円前後で推移しています。ざっくり感覚をつかむなら「ポンドの数字を2倍強」「ユーロの数字を1.8倍強」とイメージしておくと、10ポンドなら2,150円前後、10ユーロなら1,830円前後と大きくは外れません。レートは日々変動するので、まとまった買い物の前には最新値を確認する習慣をつけておくと安心です。
3-1. レシートを撮るだけで通貨ごとに円換算するアプリ
ロンドンではポンド表記、パリではユーロ表記のレシートが混在するため、旅行が進むにつれて「結局いくら使ったのか」が国をまたいだ合計で見えにくくなりがちです。TabiReco はポンド・ユーロを含む31通貨に対応し、レシートを撮影するだけで通貨を自動判定して日本円に換算・記録します。登録不要のゲストモードですぐ試せます(App Store / Android・詳細はこちら)。
4. 買い物とVAT還付の落とし穴——イギリスは還付なし、フランスは還付あり
ヨーロッパ周遊で見落としやすいのが、イギリスとフランスでVAT(付加価値税)還付の扱いがまったく違う点です。イギリスは2021年1月1日にブレグジットを機に外国人観光客向けのVAT還付制度を廃止しており、ロンドンで買い物をしても税還付は原則受けられません。一方フランスは還付制度が残っており、税率20%のうち最大16.67%が戻ってくる仕組みです。同一店舗・同日の購入合計が100.01ユーロ以上であれば対象になり、店舗で免税書類を発行してもらったうえで、出国前に空港の税関(PABLOと呼ばれる自動端末、または有人窓口)で承認印を受け、その場で現金として払い戻しを受けられます。税関印の受領期限は購入月の月末から3か月以内、還付の申請期限は購入日から6か月以内(PABLO認証済みなら5年)です。「ロンドンでは免税が使えない」と知らずに現地で還付を期待すると当てが外れるので、買い物の予算配分はパリ側に厚めに見ておくと計算が狂いにくくなります。
5. 2026年に変わる・変わった渡航ルール
イギリスは2025年1月8日から、日本を含むビザ免除国の渡航者にETA(電子渡航認証)の事前取得を義務付けています。申請料は2026年4月8日に16ポンドから20ポンド(約4,300円)に値上げされており、有効期間はパスポートの有効期限内で最長2年です。パスポートを更新すると紐づいていた旧ETAは無効になるため、更新のたびに再申請が必要になる点も覚えておきたいところです。フランスを含むシェンゲン協定加盟国側では、ETIAS(欧州渡航認証)が2026年第4四半期から導入される予定で、こちらも日本人は事前申請が必要になります。申請料は7ユーロ(18歳未満・70歳以上は免除)で、渡航の直前ではなく余裕を持って申請しておくのが安心です。
6. 賢く旅する節約術
6-1. ユーロスターは日程が決まった時点で予約する
ユーロスターは航空券と同じく早期予約ほど安い座席から埋まっていく仕組みで、直前予約では同じスタンダードクラスでも数倍の価格差が出ることがあります。ロンドン・パリ間の日程が固まったら、宿泊の予約と合わせて早めに押さえておくと総額を抑えやすくなります。
6-2. パリの宿泊費は立地とグレードで調整する
パリは中心部から少し外れるだけで宿泊費が下がりやすく、メトロでのアクセスが良いエリアを選べば移動の不便もそれほど感じません。滞在税や朝食代が別料金かどうかも、予約前に確認しておくと想定外の出費を防げます。
6-3. グループ旅行の立て替えはその場で記録する
友人同士でユーロスターのチケット代やレストランの会計を立て替える場面は多く、「誰がいくら払ったか」は国をまたぐとさらに曖昧になりがちです。TabiRecoの割り勘・精算機能ならレシート単位で立て替えを記録し、通貨が違っても精算案を自動で計算できます。
7. よくある疑問
Q. ロンドンとパリ、どちらから入るべき?
どちらから入っても大きな差はありませんが、フランスでVAT還付を受ける予定があるなら、買い物をパリ滞在の後半に寄せておくと、出国直前に空港でまとめて手続きしやすくなります。
Q. 現地の支払いはカードと現金、どちらが便利?
ロンドン・パリともに主要な店舗やレストラン、公共交通機関でタッチ決済対応のクレジットカードが広く使えます。市場や小さな個人商店では現金しか使えない場面もあるため、両方を用意しておくと安心です。
Q. ヨーロッパ以外の国もまとめて記録できる?
韓国・台湾・ハワイなど複数の国を旅行する人も多いはずです。TabiRecoは31通貨に対応しているので、渡航先が変わっても同じアプリでまとめて記録・円換算できます。
8. まとめ:2通貨をまたぐ旅は、記録の一本化で計算のズレを防ぐ
- ロンドン3泊・パリ3泊の6泊7日なら、総額目安は25万円台〜65万円前後。航空券とホテルのグレードで大きく変わる
- ロンドン→パリはユーロスターが定番。片道39ポンド〜だが早期予約でないと上がりやすい
- イギリスはVAT還付なし、フランスは還付ありという違いがあるため、買い物の予算配分に影響する
- 2026年はUK ETAの申請料値上げ(20ポンド)と、EU ETIAS導入(第4四半期、7ユーロ)が控えている
- ポンドとユーロが混在すると使った額が見えにくくなるため、通貨ごとに記録を残しておくと帰国後の振り返りがしやすい
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