乙支路(ヒップチロ)の歩き方【2026年】ノガリ横丁と印刷所の路地、世運商街の屋上は平日20時まで、再開発で変わったこと
ソウルの乙支路(을지로/ウルチロ)を歩くための駅と出口、1980年に始まったノガリ横丁とソウル未来遺産、乙支OBベアの強制撤去と路上の席の取り締まり、印刷所とタイルの通り、世運商街と屋上の時間(平日10時〜20時)、緑地化の計画を Visit Seoul とソウル市、韓国の報道でまとめました。
10分で読めます

乙支路はどこ?駅は乙支路3街と乙支路4街
乙支路(을지로/ウルチロ)は、ソウル市のメディアハブの案内では、乙支路3街から4街、忠武路にかけての路地の一帯です。印刷と照明の産業の中心地だった路地が、若い人のレトロな空間に変わり、若いアーティストが集まって街が変わったと紹介されています。Visit Seoul の建築散歩の記事は、古いものと新しいものを組み合わせるニュートロの流行から、ヒップと乙支路を合わせた힙지로(ヒプッチロ)という言葉が生まれたと書いています。日本語版の表記は「ヒップチロ」です。
歩き始めの駅は2つです。乙支路3街駅は地下鉄2号線と3号線、乙支路4街駅は2号線と5号線が通ります。同じメディアハブの記事は、乙支路3街駅の3・4・10・11番出口と、乙支路4街駅の1・2番出口を交通の案内に挙げています。
この記事は2026年11月3日に、ソウル市の観光サイト Visit Seoul(日本語・韓国語)、ソウル市のメディアハブ、韓国の報道で確かめた内容です。円は2026年11月2日の欧州中央銀行の参考レート(1,000ウォン=約118円)で計算しています。
今日のレート 1,000₩ = 117.6円韓国ウォン⇄円のレート計算と早見表 →
| 場所 | 最寄り | 時間の目安(公式の記載) |
|---|---|---|
| ノガリ横丁(노가리골목/ノガリゴルモク) | 乙支路3街駅の3番か4番出口のそば | 店によって違う |
| 印刷所の路地 | 乙支路3街駅の周り | 記載なし |
| タイル・陶器の通り | 乙支路3街駅2〜3番出口の一帯 | 記載なし |
| 世運商街(세운상가/セウンサンガ) | 鍾路3街駅12番出口から280m | 店は9時〜19時、日曜・祝日休み(店ごとに違う) |
| 世運商街の屋上 | 世運商街の9階 | 平日10時〜20時(週末は記載なし) |
ノガリ横丁は1980年のビアホールから始まった
Visit Seoul の建築散歩の記事によると、乙支路3街のノガリ横丁は、1980年にビアホール「乙支OBベア」が開いたことから始まりました。ノガリ(スケトウダラの幼魚の干物)とビールを出す店が集まった路地で、同じサイトの別の記事は、IMF経済危機をきっかけに客が大きく増えたと書いています。2015年には、ソウル市が残す価値を認めた「ソウル未来遺産」に指定されています。
場所は乙支路3街駅のすぐそばです。Visit Seoul のページは、ある記事では3番出口から86m、別の記事では4番出口と書いていて、出口の番号が分かれています。3番と4番のどちらから出ても近くです。営業時間は「店によって異なる」と書かれています。
この路地は、ここ数年で姿が変わりました。週刊京郷に載った市民団体の寄稿によると、乙支OBベアは2022年4月21日の早朝に6回目の強制執行を受け、看板と設備が運び出されました。オーマイニュースは、同じ日に店が強制撤去されたと報じています。同じオーマイニュースの2024年4月の記事では、中区庁が2022年11月に安全を理由に屋外の席の道路使用の許可を取り消し、その後は路上のテーブルが取り締まりの対象になっています。乙支路の元の場所で乙支OBベアが営業を再開したという公式の案内や報道、今の季節に路上の席が出ているかの情報は、確認日の時点で見つかりませんでした。Visit Seoul の建築散歩の記事は乙支OBベアを通りの始まりとして紹介していますが、強制執行と撤去には触れていません。
印刷所とタイルの通りを歩く
建築散歩の記事によると、乙支路の印刷所の路地は仁峴洞(インヒョンドン)にあり、仁峴洞から乙支路洞、筆洞にかけて、1960年代の終わりから印刷の店が集まりました。ソウル市のメディアハブの写真の説明にも、乙支路3街駅の近くの印刷所の路地が出てきます。同じ建築散歩の記事には、乙支路3街駅の2番から3番出口にかけて、タイルと陶器の店が約80軒並ぶ通りがあるとも書かれています。
印刷所や工具の店は仕事場です。平日の昼に歩くなら、荷物を運ぶ人や車の通り道をふさがないようにし、作業の様子を撮るときは店の人にひと声かけてください。
世運商街の屋上は平日10時〜20時
世運商街は1968年にできた、韓国で初めての総合電子商店街です。Visit Seoul の案内では、鍾路3街駅12番出口から280m、店の営業は9時〜19時で日曜と祝日が休み(店ごとに違う)です。
9階の屋上「世運屋上」は、Visit Seoul がソウルの過去と今を一度に見渡せる場所として紹介しています。Visit Seoul の記事(2026年7月16日更新)は、屋上の時間を平日10時〜20時としています。週末と祝日に開くか、料金がかかるかは公式で確かめられませんでした。週末に上がるなら、現地の案内を見てください。
世運商街からは、空中の歩行者用の橋「タシ・セウン橋」が清渓川の上を渡り、歩行者用のデッキで清渓商街と大林商街に続いています。橋の下の清渓川の散歩道は清渓川の歩き方にまとめています。
世運商街は取り壊して緑地にする計画
ソウル市は、世運商街の一帯を緑地に変える再開発の計画を進めています。ソウル市のメディアハブは2024年6月に、緑地の都心をつくる計画で世運商街の緑地化が進む予定と書きました。京郷新聞の2025年12月の報道では、商街は営業を続けていて、市は建物を買い取って取り壊し、緑地にする方針です。ソウル市の関係者は、商人と移転の計画を話し合うのは「時期が先で、まだ早い」と話しています。
隣の世運4区域では、建物の撤去と発掘調査が終わり、高い建物を建てる計画をめぐって、世界遺産の宗廟の景観との関係が議論になっています。ニューデイリーの2026年10月の報道では、国家遺産庁が世界遺産への影響の評価を求め、着工の時期は示されていません。今冬の旅行で世運商街が閉まる発表は確認日の時点ではありませんが、行く前に Visit Seoul の案内で営業を確かめてください。
ごはんと、ほかの街へのつなぎ方
乙支路の個々の店の営業時間と値段は、ほとんどが公式に出ていません。Visit Seoul の日本語の記事に載っているのは、ソルロンタンの店ムンファオク(Visit Seoul の表記)で、毎日7時〜21時、毎月第4日曜が休み、ヤンジソルロンタン13,000ウォン(約1,530円、2026年7月9日の記載)です。
東の広蔵市場は、Visit Seoul の案内では鍾路5街駅8番出口から62mです。屋台の頼み方は広蔵市場の食べ歩きに、北の韓屋の路地は益善洞の歩き方にまとめています。寒い日に使える乙支路の地下商店街は、範囲と注意点をソウルの冬の屋内観光で紹介しています。
酒場で遅くまで過ごすなら、帰りの電車の時刻を先に見ておきます。地下鉄の終電の調べ方はソウルの地下鉄の終電にまとめています。
行く前に確かめること
- 降りる駅は乙支路3街(2・3号線)か乙支路4街(2・5号線)。
- ノガリ横丁の始まりの店、乙支OBベアは2022年に強制撤去された。今の路地の様子は現地で見る。
- 世運商街の屋上は平日10時〜20時。週末は現地の案内で確かめる。
- 世運商街の店は日曜・祝日が休み(店ごとに違う)。
- 印刷所の路地は仕事場。台車の通り道をふさがない。






