韓国の物価はいくら?ソウルの交通費・外食調査と買い物の比較方法

ソウルの地下鉄・バス種別の運賃、2026年8月のキンパやサムギョプサルの外食調査を、対象単位と参考円換算つきで紹介。商品・容量・割引条件をそろえる買い物の比較方法も整理します。

2026年10月13日 更新9分で読めます

韓国の物価は、都市・品目・量をそろえて確認する

韓国旅行の費用を考えるとき、「日本より安いか」だけでは食事や移動の予算を決めにくくなります。同じソウルでも、地下鉄とバスでは料金が異なり、食事もキンパ1本と焼肉1人前では支出が変わります。買い物では、商品名だけでなく容量やセット数まで確認すると比較しやすくなります。

ここではソウルの交通料金と、2026年8月のソウル地域の外食調査を掲載します。韓国全体の相場や、すべての店の販売価格を示すものではありません。2026年10月13日に公式情報を確認しました。旅程全体の支払い項目はソウル旅行の予算を人数・泊数から組むガイドで整理できます。

表の円換算は、ECBが公表した2026年10月12日の参考レート(1ユーロ=177.33円、1ユーロ=1,490.53ウォン)から計算し、1円単位に四捨五入した概算です。計算式は「ウォン額×177.33÷1,490.53」。途中でレートを丸めず計算しています。両替・カードの手数料を含まず、実際の請求額や両替受取額とは異なります。店の価格を確認した時点と換算基準日は別なので、旅行日に再計算してください。

今日のレート 1,000₩ = 118.6円韓国ウォン⇄円のレート計算と早見表 →

ソウルの交通費:地下鉄とバスは別の料金

ソウル市の案内では、地下鉄の成人交通カード基本運賃は10km以内で1,550ウォンです。1回用交通カードは運賃が100ウォン高くなります。一方、幹線・支線バスの成人運賃は1,500ウォンです。地下鉄とバスが一律1,550ウォンではありません。

表は横にスクロールして円換算まで確認できます。

交通手段・成人の条件基本運賃(ウォン)参考円換算
地下鉄・交通カード(10km以内)1,550約184円
地下鉄・1回用交通カードの運賃(10km以内)1,650約196円
幹線・支線バス1,500約178円
循環バス1,400約167円
マウルバス1,200約143円
広域バス3,000約357円
深夜バス2,500約297円

この表は運賃の比較で、カード本体の購入代や1回用カードの保証金を含みません。地下鉄は10kmを超えると距離に応じて加算されるため、長距離の移動をすべて基本運賃で見積もらないようにします。乗る駅・降りる駅と券種を決めて確認してください。

交通カードを使う地下鉄・バスの乗り換えは、対象の交通手段のうち高い基本運賃と通算距離に基づいて計算されます。乗り換えるたびに初乗り運賃を単純合算する方式ではありません。原則として降車後30分以内、21時〜翌7時は60分以内の乗車が条件です。乗降時のタッチや対象路線も含め、ソウルの地下鉄・バスの運賃と乗り換え条件を確認してください。

タクシーを使う場合、ソウル市の中型タクシー料金は基本1.6kmで4,800ウォン(参考換算で約571円)です。その後は距離・時間に応じた加算があるため、この基本料金だけで目的地まで行けるとは限りません。車種・時間帯・経路が異なる料金をそのまま比べず、配車時や乗車前に適用条件を確かめます。

外食はいくら?2026年8月・ソウルの調査値

韓国消費者院の価格情報サイト「参価格(참가격/チャムカギョク)」は、地域別の外食費を掲載しています。ここでは2026年8月のソウル地域の値を使います。店を指定したメニュー価格ではなく、調査対象の価格をまとめた値です。旅行先の店で同じ金額になる保証はありません。

表は横にスクロールして円換算まで確認できます。

品目と調査単位調査価格(ウォン)参考円換算
キンパ・1本3,923約467円
ジャージャー麺・通常1人前7,731約920円
キムチチゲ定食・通常1人前8,769約1,043円
ビビンバ・通常1人前11,923約1,418円
サムギョプサル・200g換算21,321約2,537円

参価格は、調査対象の店舗や商品の変更が価格の変動に反映されること、地域・時点によって商品の品質が同じとは限らないこと、数値は暫定値で変わり得ることを説明しています。別の年や都市の数値と差があっても、その差のすべてを同じ商品の値上がりとみなすことはできません。

特に焼肉は重量を確認してください。同じソウルのサムギョプサルでも、参価格の表には換算前18,154ウォンと、200g換算後21,321ウォンの両方があります。換算前の量は100〜250g程度とされているため、換算前の金額を「200gの価格」として扱わないことが大切です。店のメニューが150gなら、200g換算の調査値とは条件が違います。

旅行の食費を見積もる際は、この表を確認の出発点にし、行く予定の店のメニューで料理・量・注文人数を確かめます。たとえば「キンパ1本と飲み物」なのか「焼肉と追加料理」なのかを分ければ、必要な費目が見えます。飲み物や追加注文の価格が分からない場合は、調査値に含まれていると考えず、別の確認項目として残してください。

コンビニ・カフェ・コスメは商品ごとに比べる

外食調査のキンパ価格は、コンビニの三角キンパの価格ではありません。カフェもドリンクのサイズ、ホット・アイス、追加注文が変わると会計が変わります。コスメでは、単品とセット、容量違いの商品を区別する必要があります。コンビニ・カフェ・コスメを比べるときは、旅行先の店で扱う商品・容量・販売条件を確認してください。

日本で買う場合と比較したい商品は、次の順で条件をそろえてください。

  1. 同じ商品・量かを見る:商品名、容量、個数、サイズをメモします。似た名前でもセット内容が違えば、総額だけでは比べられません。
  2. 会計額を確認する:店頭や公式販売ページで価格、税の扱い、追加料金を確認します。表示額がそのまま支払額なのかを見ます。
  3. 割引の適用条件を見る:会員・決済方法・購入数など、自分が満たせる条件かを確かめます。広告の最大割引率を全商品に当てはめません。
  4. 同じ日の換算で比較する:日本側の同条件の支払額と、ウォン額を同一基準で円換算した額を並べます。実際の決済手数料も別に確認します。

セール予定だけを理由に旅行日の買い物予算を下げず、希望する店舗・商品・期間・対象者の案内を確認してください。条件が合わない価格は、比較表へ混ぜず候補として分けておくと判断しやすくなります。店頭で内容が分からなければ、注文・購入前に確認します。

ウォンの値上がりと円換算の変化を分ける

円で高く感じた原因が、商品の値上がりなのか、為替の変化なのかは別の問題です。ウォンの販売価格が同じでも、換算に使うレートが変われば円額は変わります。以前の旅行と比べるときは、まずウォン額と商品の条件を確認し、その後にそれぞれの日付の換算を比べてください。

今回の参考レートで1万ウォンを換算すると約1,190円です。ただし、ECBは参照レートを情報提供目的として公表しており、取引用レートとしての利用を推奨していません。両替所の提示額、カード会社の適用日・換算、手数料を確認し、ここで計算した金額を実際の請求額と同一視しないようにします。計算方法と単位の確認はウォンを円換算する手順にまとめています。

自分の旅程で使う金額へ落とし込む

交通は予定区間と交通手段、食事は店・品目・人数、買い物は商品と購入数を先に分けます。確認できた費目だけを合計し、未確認の項目は空欄のまま残してください。相場を調べていない費目へ仮の数字を入れた場合は、公式価格と区別して自分の予算上の仮定として記録します。

交通カードに入れた金額と、実際に乗車や買い物で使った金額も分けておくと、帰国後の支出を整理しやすくなります。チャージした全額を使い切った前提にせず、残高を確認します。価格表の基準日より後に旅行する場合は、出発前に公式運賃や店舗メニューを再確認し、必要な項目だけ更新してください。