「ソンジェ背負って走れ(선재 업고 튀어)」ロケ地完全ガイド【2026年版】水原・ソウルの聖地巡礼マップ

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「ソンジェ背負って走れ」とは — タイムスリップ×推し活の物語

「선재 업고 튀어」は2024年4月から5月にtvNで放送された全16話のドラマで、日本ではU-NEXTが「ソンジェ背負って走れ(英題:Lovely Runner)」の邦題で独占配信している。トップスターのリュ・ソンジェ(ビョン・ウソク)が急死したことをきっかけに、彼の熱狂的なファンだったイム・ソル(キム・ヘユン)が2008年の高校時代へタイムスリップし、推しの運命を変えようと奔走する筋書きだ。

現代パートのソウルと、高校時代パートの水原市・行宮洞(행궁동/ヘングンドン)が舞台の二本柱になっている。実在するロケ地の多くが観光地としても魅力的なエリアに集中しているため、1〜2日でまとめて回りやすいのが特徴だ。原作は作家キム・パン(김빵)によるウェブ小説「明日のトップスター(내일의 으뜸)」で、放送後にウェブ小説・ウェブトゥーン版も改めて注目を集めた。

放送当時、水原・行宮洞は「タイムスリップ後の高校生活」の舞台として一気に有名になり、ドラマ終了から時間が経った今もカフェや壁画路地を目当てに訪れるファンが絶えない。筆者も公開時期に現地の写真を見て「学校帰りにこんな石垣道を歩けたら」と憧れた口だが、実際に検索してみると住宅街の中にロケ地が点在しているとわかり、単独で回るなら事前に地図へピンを打っておくと迷わずに済む。

水原・行宮洞エリア — 高校時代パートの舞台

水原華城(수원화성)の城内に広がる行宮洞は、朝鮮時代の面影を残す石垣道と、リノベーションされたカフェが同居する街並みが魅力。ソンジェとソルの通学路として何度も登場した。

華虹門(화홍문)— 告白シーンの水門

水原華城の北側にある水門で、水原川がくぐり抜ける石造りのアーチが印象的。ドラマではソンジェがソルに気持ちを伝える重要なシーンの舞台になった。ライトアップされる夜は特に雰囲気があり、日中とは違う表情を見せる。最寄りは水原駅からバスまたはタクシーで10分ほど。

訪花随柳亭・龍淵(방화수류정・용연)— 自転車デートの池

華虹門から徒歩数分、水原華城の東北角楼として建つ訪花随柳亭と、その下に広がる池・龍淵は自転車デートのシーンで使われた。城壁沿いのサイクリングロードが整備されており、実際に自転車をレンタルして城郭を一周する観光客も多い。

カフェ・モンテドー(몽테드)— ソルの家として登場した店

水原市八達区花西門路48番길14にある実在のカフェで、ソルの実家の外観として使われた建物。木造の低層家屋を改装した店構えで、通り沿いに座席が並ぶ。過去の情報では木曜〜火曜の12時〜21時営業・水曜定休とされているが、営業時間や定休日は変更される可能性があるため、訪問前に地図アプリの最新情報を確認しておきたい。ドリンクは5,000〜6,500ウォン(約525〜680円、2026年7月時点)が目安。

カフェの向かいにある青い門の家がソンジェの家として撮影に使われたが、こちらは撮影協力をしただけの一般の個人宅だ。外観を道路から眺める分には問題ないが、敷地内に立ち入ったり、窓越しに家の中を撮影したりするのは避けたい。住民の生活の場であることを忘れずに。

行宮洞壁画村(행궁동벽화마을)— 通学路の路地

ソンジェとソルが学校からの帰り道に何度も歩いた、壁画とツタが絡む石垣の路地。住所は水原市八達区花西門路72番길9-6周辺で、カフェ・モンテドーからも徒歩5分ほど。写真映えするスポットとして地元でも人気が定着している。周辺の行理団길(행리단길)にはローカルな食堂やカフェが集まっており、散策の合間の休憩にちょうどいい。

ただし壁画村は生活道路でもあるため、路地の真ん中で長時間立ち止まって撮影する、家の壁や門扉に触れるといった行為は控えたい。地元の人とすれ違うときは自然に道を譲る程度の気配りで十分だ。

ソウル市内のロケ地 — 現代パートの舞台

中央高等学校(중앙고등학교)— 北村の校舎

北村(북촌/プクチョン)にある歴史的な校舎で、劇中の高校の外観として使われた。石造りの本館は登録文化財にも指定されており、映画やドラマのロケ地として使われることが多い。在校生が通う現役の学校なので、敷地内に無断で立ち入らず、正門周辺から外観を眺めるにとどめるのがマナーだ。

聖水洞(성수동/ソンスドン)— 現代パートのカフェ・路地シーン

元靴工場街をリノベーションしたカフェ街として知られる聖水洞は、大人になったソンジェとソルが再会する現代パートの街並みとして登場した。地下鉄2号線・聖水(ソンス)駅からすぐの聯舞場길(연무장길)周辺は個性的なカフェが密集しており、聖地巡礼と街歩きを同時に楽しめるエリアだ。特定の店舗が公式に紹介されているわけではないため、界隈の雰囲気を味わう散策コースとして考えるのが無難だろう。

水原・行宮洞が「タイムスリップ前の懐かしさ」を体感するエリアだとすれば、聖水洞は「物語が現在に戻ってきた実感」を味わえるエリアだ。両方を1回の旅で回ると、作品の時間軸の対比を実際の街並みで確認できる。

足を延ばすなら:忠清南道のロケ地

ソウル・水原からは距離があるが、車で回るツアーやレンタカーがあれば訪れやすい2か所も紹介しておく。

挿橋湖遊園地(삽교호놀이동산)— 観覧車デートの舞台

忠清南道・唐津市にあるレトロな遊園地で、観覧車やバイキングでのデートシーンに使われた。乗り物は1回ごとの料金制で、観覧車は中学生以上6,500ウォン(約680円)、その他の乗り物は中学生以上5,500ウォン(約580円)が目安(2026年7月時点、変更の可能性あり)。2人以上でないと動かないアトラクションもあるので、1人旅の場合は事前に確認したほうがいい。

泰安・馬島海岸絶壁(태안 마도해안절벽)— 終盤の名シーン

忠清南道・泰安郡にある海岸の絶壁で、物語終盤の印象的なシーンに登場した。日没の時間帯は特に美しいとされるが、足場が悪い箇所もあるため、柵の外に出ての撮影は控えたい。

モデルコース:水原1日で回るなら

水原駅からバスかタクシーで行宮洞へ移動 → 華虹門・訪花随柳亭を見学 → 行宮洞壁画村を散策しながらカフェ・モンテドーへ → 行理団길で昼食 → 水原華城の城壁沿いを歩いて八達門方面へ、という流れなら半日〜1日で無理なく回れる。ソウルから水原までは電車で1時間前後なので、日帰りでも十分成立する行程だ。

もう少し時間が取れるなら、午前中に水原華城の城壁を一周してから午後に行宮洞のロケ地を回るコースにすると、世界遺産の城郭観光とドラマの聖地巡礼を両立できる。逆に聖水洞から先に回りたい場合は、ソウル市内で午前を過ごしてから午後に水原へ移動する順番でも無理なく1日に収まる。

訪問時のTips

カフェ・モンテドーや中央高等学校のように、実際に人が住んでいたり通っていたりする場所が多いのがこのドラマのロケ地の特徴だ。写真を撮る前に一呼吸置いて、住民や在校生の生活を妨げていないか確認する習慣をつけたい。行宮洞は坂道と石畳が多いので、歩きやすい靴で行くのがいい。真夏の水原は日差しを遮る場所が少ないエリアもあるので、日中の移動は水分補給を忘れずに。

カフェの営業時間や定休日、ロケ地として使われた建物の現況は変わりやすい。訪問直前に地図アプリの口コミやSNSの最新投稿で「今も同じ状態か」を確認しておくと、現地で「閉まっていた」「様子が変わっていた」というがっかりを避けられる。

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あわせて巡りたい他作品のロケ地

ソウルの聖地巡礼スポットをまとめて知りたいなら、ソウルの韓国ドラマ聖地10選【2026年版】で全体像を押さえておくと計画が立てやすい。水原・行宮洞は「その年、私たちは」のロケ地とも重なっているので、「その年、私たちは」ロケ地完全ガイドもあわせて読むと同じエリアを違う視点で歩ける。聖水洞のカフェ街を詳しく知りたい人は聖水洞(ソンスドン)完全ガイド、街歩きの合間のカフェ選びにはソウルのカフェ文化完全ガイド、水原・聖水洞へのアクセスはソウルの地下鉄・バスの乗り方完全ガイドを参考にしてほしい。

まとめ:水原と聖水洞をつなぐ、二つの時代をめぐる旅

「ソンジェ背負って走れ」のロケ地は、高校時代の舞台となった水原・行宮洞の路地と、現代パートの聖水洞という対照的な二つの街に分かれている。どちらも聖地巡礼だけで終わらせず、水原華城の城郭散策や聖水洞のカフェ巡りとして単体でも楽しめる場所なので、ドラマを知らない同行者がいても無理なく誘える旅程が組める。

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