韓国旅行の入国カード・K-ETA完全ガイド【2026年版】紙のカード廃止とe-Arrival Card申請方法

·11分で読めます

結論:2026年の韓国入国は「紙のカード廃止」と「K-ETA免除延長」が同時に進んでいる

「機内で配られる入国カード、書いておかないと」——数年前まで韓国旅行の定番だったこの準備、実はもう不要になっています。紙の入国カードは2026年1月1日付で廃止され、現在はオンラインの電子入国申告「e-Arrival Card(전자입국신고)」に一本化されました。あわせて、電子旅行認証K-ETA(전자여행허가)の一時免除措置も2026年12月31日まで延長が発表されています。

「じゃあ結局、出発前に何をすればいいの?」という疑問に答えるのがこの記事です。旅程の全体像はソウル旅行の予算ガイドで押さえつつ、ここでは入国手続き周りだけを2026年8月時点の情報でまとめます。

紙の入国カードはもう配られていない

以前は到着便の機内やソウル駅の空港鉄道内で、乗務員から白い紙の入国申告書が配られていました。パスポート番号や滞在先ホテル名を手書きで記入し、入国審査のタイミングで審査官に提出する流れです。

この紙のカードは2026年1月1日付で配布・受付が完全に終了しました。「前回行ったときは書いた記憶があるのに、今回は配られなかった」と戸惑う人もいますが、故障や配り忘れではなく制度そのものが変わったためです。今は事前にオンラインで申告を済ませておく必要があります。

e-Arrival Card(電子入国申告)の申請方法

紙のカードに代わる制度がe-Arrival Cardです。導入自体は2025年2月24日からで、2026年の紙カード廃止によって実質的に必須の手続きになりました。

  • 申請サイト:公式サイト「e-arrivalcard.go.kr」から無料で申請できます。手数料を求めてくるサイトは公式ではないため、URLをよく確認してからアクセスしてください
  • 申請できるタイミング:韓国到着予定時刻の72時間前(3日前)から到着直前まで
  • 入力する主な項目:パスポート情報、メールアドレス、入国手段(航空便名)、滞在先(ホテル名・住所)、緊急連絡先など
  • 所要時間:スマホからでも10分程度で完了します。画面は日本語表示に切り替え可能です

家族や友人グループで旅行する場合は、代表者がまとめて最大9人分まで一括申請できます。全員分をその場でバラバラに入力する必要はありません。

K-ETA(電子旅行認証)は結局必要? 免除はいつまで

K-ETAは韓国への渡航前に取得する電子的な渡航認証で、90日以内のノービザ渡航が対象です。日本を含む対象国・地域については、2026年1月1日から2026年12月31日まで一時免除措置が延長されており、この期間内の渡航であればK-ETAの申請なしで韓国に入国できます。

免除期間中でもK-ETAを取得すること自体は可能です。取得しておくメリットは、有効なK-ETAを保有していればe-Arrival Cardの提出が免除される点です。何度も韓国に渡航する人や、直前にe-Arrival Cardの申請を忘れそうな人は、あらかじめK-ETAを取っておくと入国前の作業がひとつ減ります。

  • 申請サイト:k-eta.go.kr(公式サイト)
  • 手数料:10,000ウォン(約1,120円、2026年8月時点レート)。クレジットカード払い
  • 有効期間:取得から3年間(3年以内でもパスポートの有効期限が切れれば失効)
  • 審査結果:通常24時間以内にメールで通知。まれに時間がかかる場合もあるため、出発の数日前までに申請しておくと安心です

2026年末で免除措置が終了した場合、2027年以降は再びK-ETAの取得が必須になる可能性があります。この記事の情報は2026年8月時点のもので、2027年以降に渡航する人は出発前に公式サイトで最新の要否を確認してください。

K-ETAとe-Arrival Card、何が違うのか一覧で比較

名前が似ていて混同しやすい2つの制度ですが、目的も費用も別物です。

項目e-Arrival Card(電子入国申告)K-ETA(電子旅行認証)
役割紙の入国カードの代わり。渡航のたびに毎回申請ビザ免除渡航者向けの事前認証。取得すれば一定期間有効
2026年の日本旅券保持者原則必須(K-ETA保有者は提出不要)2026年12月31日まで免除中(任意で取得は可能)
費用無料10,000ウォン(約1,120円)
有効期間その渡航1回のみ取得から3年間(複数回の渡航に使える)
申請タイミング到着72時間前〜到着直前免除終了後は出発前に余裕を持って

結局、自分はどっちを準備すればいいのか

ケースごとに整理すると迷いにくくなります。

  • 2026年内に90日以内の観光目的で渡航する日本旅券保持者:K-ETAは免除中なので、到着72時間前までにe-Arrival Cardだけ申請すればOK
  • 頻繁に韓国へ渡航する・入国前の作業を減らしたい人:K-ETAを取得しておけば、その渡航ではe-Arrival Cardの提出が不要になる
  • 2027年以降に渡航する人:免除延長の有無が未定のため、出発の1〜2週間前を目安に公式サイトで最新情報を確認する
  • 90日を超えて滞在する・就労やワーキングホリデーで渡航する人:K-ETAやe-Arrival Cardの対象外で、別途ビザの申請が必要になる場合がある(本記事の対象外)

到着後の入国審査の流れ

e-Arrival Cardの申告が済んでいれば、到着後の流れ自体は以前と大きく変わりません。仁川空港では外国人向けレーンに並び、パスポートを提示して審査を受けます。所要時間の目安や混雑しやすい時間帯は仁川国際空港の入国ガイドで詳しく解説しています。

韓国に何度も渡航している人向けには、自動入国審査機(スマート入国審査、스마트입국심사)という制度もあります。事前に指紋・顔写真を登録しておくと、2回目以降の入国は機械にパスポートをかざすだけで数十秒で通過できます。初回渡航では利用できないため、リピーターが検討する選択肢です。

入国審査を抜けたあとは、両替所やSIMカウンターでの支払いが最初のレシートになる人も多いはずです。韓国旅行の入国準備が済んだら、現地での支出を撮るだけで記録できる仕組みも合わせて準備しておくと、帰国後の「結局いくら使ったんだっけ」が減ります。

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出発前にあわせて確認したいこと:パスポートの残存期間と発行手数料

入国カード・K-ETAとあわせて見落としがちなのがパスポートの状態です。韓国は入国時にパスポートの残存有効期間を厳しく求める国ではありませんが、往路・復路の航空券発券や現地でのチェックインで有効期限を確認されることがあるため、出発前に必ず有効期限を見ておきましょう。

なお、2026年7月1日申請分からパスポートの発行手数料が引き下げられています。18歳以上・10年用パスポートの電子申請は15,900円から8,900円へ7,000円の値下げとなり、あわせて18歳以上の5年用パスポートは廃止されて10年用に一本化されました。これから新規に取得・切り替える人は覚えておくと申請時に慌てません。持ち物全体のチェックは韓国旅行の持ち物リスト、緊急連絡先などトラブル対応の準備は安全情報・トラブル対策ガイドも参考にしてください。

よくある疑問(FAQ)

Q. e-Arrival Cardは印刷して持っていく必要がありますか?
A. 印刷は必須ではありません。申請内容はシステム上でパスポート情報と紐づけられます。ただし通信トラブルや確認画面を求められた場合に備えて、申請完了画面をスクリーンショットで保存しておくと安心です。

Q. K-ETAとビザは同じものですか?
A. 別物です。K-ETAはビザ免除協定の対象国民が短期観光などで渡航する際の簡易な事前認証で、90日以内の滞在が前提です。留学・就労など90日を超える滞在や、ビザ免除の対象にならない目的では、K-ETAではなく通常のビザ申請が必要になります。

Q. e-Arrival Cardを申請し忘れたまま出発してしまったら?
A. 空港到着後にその場での追加確認や時間のロスにつながる可能性があります。機内Wi-Fiや到着後の空港Wi-Fiから申請できる場合もありますが、原則は出発前、遅くとも搭乗前までに済ませておくのが安全です。

Q. すでにK-ETAを持っているなら、e-Arrival Cardは申請しなくていい?
A. 有効なK-ETAがあればe-Arrival Cardの提出は不要とされています。ただし制度は変更される可能性があるため、出発直前に公式サイトで最新の取り扱いを確認しておくと確実です。

まとめ:出発前の入国手続きチェックリスト

  • ☑ 紙の入国カードは廃止済み。機内で配られなくても慌てない
  • ☑ e-Arrival Cardを到着72時間前〜直前に e-arrivalcard.go.kr で申請した(家族分はまとめて申請できる)
  • ☑ K-ETAは2026年12月31日まで日本旅券保持者は免除。取得しておくとe-Arrival Cardの提出が不要になる
  • ☑ 2027年以降に渡航する場合は、出発前に公式サイトで最新の要否を確認する
  • ☑ パスポートの有効期限を確認した(新規・切り替えは手数料引き下げ後の料金を確認)
  • ☑ 到着後の入国審査の流れ・混雑しやすい時間帯を把握した

手続き自体はどちらもオンラインで完結し、難しいものではありません。出発直前になって慌てないよう、旅程が決まった段階で一度目を通しておくと安心です。

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