済州島のK-ドラマロケ地まとめ【2026年版】絶景シーンの撮影地とアクセス

·9分で読めます

1. 済州島は複数のK-ドラマの舞台になっている

済州島(제주도)を舞台にしたK-ドラマは1本だけではない。海女の生きる漁村、玄武岩の石垣が続く集落、そして風力発電の並ぶ海岸線——本土のドラマにはない景観が、複数の作品でロケ地として繰り返し選ばれている。済州島観光そのものの基本情報と合わせて読むと、ロケ地巡りと定番観光を1つの旅程に組み込みやすい。「サムダルリへようこそ」のロケ地はすでに別記事で詳しく紹介しているので、本記事ではそれ以外の2作品、Netflix『おつかれさま(폭싹 속았수다)』とtvN『私たちのブルース(우리들의 블루스)』の済州ロケ地を中心にまとめる(2026年8月時点、配信状況は変動する場合があります)。

2. ロケ地一覧

作品エリアロケ地作中の場面
おつかれさま西帰浦市城山邑城山日出峰主人公が海に向かって祈る場面
おつかれさま済州市旧左邑金寧里金寧海水浴場幼い主人公が母を待ちながら遊ぶ場面
おつかれさま済州市旧左邑下道里下道里の海岸道路登場人物がバイクで走り抜ける場面
私たちのブルース済州市翰林邑金陵里金陵の集落・金陵港周辺登場人物の家・屋台のシーン

3. 『おつかれさま』の済州ロケ地——済州島東部

IU(アイユ)とパク・ボゴム主演のNetflixドラマ『おつかれさま』は、1950年代から現代まで続く済州島の一家の物語。方言と海女文化を背景に、恋愛から子育て、親子の確執までを描く一代記で、韓国の第61回百想芸術大賞では放送部門8部門にノミネートされ最多ノミネート作品になった。日本でも配信直後から話題になった作品で、ロケの中心は済州島東部の城山邑・旧左邑一帯にある。

3-1. 城山日出峰(성산일출봉)

済州島を代表する自然景観で、UNESCO世界自然遺産にも登録されている巨大な火山丘。劇中では主人公が海に向かって祈りを捧げる印象的な場面の舞台になった。実在の観光名所なのでロケ地というより「済州島そのものの象徴」として登場する。所在地は済州特別自治道西帰浦市城山邑城山里1。入場は大人5,000ウォン(約560円)・青少年2,500ウォン(約280円)で、開場は7時から19時(発券は17時50分まで)。日の出を目的に7時前に入る場合は無料になる(2026年8月時点)。

3-2. 金寧海水浴場(김녕해변)

旧左邑金寧里にある海水浴場で、幼い主人公が母親を待ちながら砂浜を駆け回る場面が撮影された。透明度の高いエメラルドグリーンの海と白い砂浜が特徴で、夏場は海水浴客で賑わう。城山日出峰からは車で20分ほどの距離にある。

3-3. 下道里の海岸道路

旧左邑下道里の海沿いを走る道路は、登場人物がバイクで走り抜けるシーンの舞台になった。同じ下道里には「サムダルリ」のロケ地である別防鎮もあるが、こちらは石垣の史跡、海岸道路はドライブシーンという別の場所なので混同しないようにしたい。

4. 『私たちのブルース』の済州ロケ地——済州島西部・翰林邑金陵里

イ・ビョンホン(俳優)とシン・ミナ主演の2022年tvNドラマ『私たちのブルース』は、済州島の漁村に生きる人々の人生をオムニバス形式で描いたヒューマンドラマ。東部が舞台の2作品とは反対の西海岸、翰林邑金陵里(한림읍 금능리)が主な舞台になっている。

黒い玄武岩の石垣が続く集落の路地、金陵港(금능포구)周辺の実際の住宅地が、登場人物の家や屋台の場所として使われている。近隣には劇中の雰囲気を味わえるカフェも点在しており、日没後は海沿いのカフェから夕景を眺める観光客も多い。金陵の隣には協才(협재)の白砂ビーチもあり、済州市内・空港からは車で50分ほど。ロケ地巡りと海水浴を同じ午後に組み合わせやすいエリアでもある。

4-1. 訪れる時間帯のコツ

西部の海岸線はレンタカー利用者が多く、駐車場が混みやすい。金陵・協才エリアは午前10時前に到着すると駐車も撮影もゆったりできる。夕方は逆に、日没に合わせて海沿いのカフェが混み始めるタイミングでもある。

5. モデルコース——東部1日・西部半日

5-1. 東部エリアを1日で回る

『おつかれさま』の3スポットは済州市内から車で40〜50分圏内にまとまっており、「サムダルリ」の東部ロケ地(始興里・終達里・平大里・下道里)とも地理的に近い。レンタカーがあれば、午前に城山日出峰と下道里の海岸道路、午後に金寧海水浴場、余裕があればサムダルリのロケ地を数か所足す——という1日コースが組みやすい。バス移動の場合は本数が限られるため、事前に時刻表を確認しておくと安心だ。

5-2. 西部エリアは半日で回れる

『私たちのブルース』の金陵里は済州市内・空港から車で50分ほどと単独では少し距離がある。協才の白砂ビーチ、翰林公園などの西部の定番スポットと組み合わせて半日コースにするのが効率的だ。東部と西部を同じ日に回るのは移動時間がかさむため、レンタカーの日程を東部1日・西部1日で分けて計画するのが現実的だ。

5-3. よくある質問

Q. ロケ地は今も実際に見られる?

城山日出峰・金寧海水浴場・金陵里の集落や港はいずれも常設の観光地・生活圏で、撮影用のセットではない。特別な予約や見学ツアーは不要で、通常の観光と同じ感覚で訪れられる。

Q. 「サムダルリへようこそ」のロケ地とは違う場所?

下道里は両作品に登場するが、『おつかれさま』の海岸道路と「サムダルリ」の別防鎮は同じ集落内の別の場所。詳しい場所ごとの案内は「サムダルリへようこそ」ロケ地ガイドを参照してほしい。

Q. どの季節に行くのがいい?

海水浴場が絡む金寧・協才エリアは夏場が賑やかだが、城山日出峰や金陵の集落歩きは春・秋の方が過ごしやすい。済州島は冬でも風が強い日が多いので、屋外を歩くロケ地巡りには防風対策のある服装がおすすめだ。

ロケ地巡りのカフェ代・入場料も、その場でTabiReco(App Store / Android・詳細はこちら)に記録しておけば、帰国後に「済州でいくら使ったか」がすぐわかります。登録不要で試せます。

6. 訪問時に気をつけたいこと

  • 住民の生活圏であることを忘れない: 金寧・金陵・下道里のいずれも観光地化されていない実際の集落。玄関先や畑仕事の邪魔にならないよう、道路から眺める程度に留める
  • 海沿いは強風・高波に注意: 済州島の海岸は季節風が強く、写真撮影に夢中になって波打ち際に近づきすぎるのは危険
  • カフェは営業状況が変わりやすい: ロケ地として紹介されるカフェは個人経営が多く、閉店・改装で様子が変わることがある。訪問前に最新の営業情報を確認しておきたい
  • 済州島はレンタカー前提の移動になりやすい: 東部・西部とも公共交通の本数が限られるため、複数スポットを回るならレンタカーが現実的。右側通行・済州島特有の速度取締りには事前に目を通しておくと安心

7. あわせて回りたい済州島の他作品ロケ地

済州島がロケ地になった作品はほかにもある。「サムダルリへようこそ」は済州島東部を中心に8スポットを詳しく紹介しており、本記事の東部モデルコースとあわせて回るのに向いている。「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」はソウル・水原が中心の作品だが、天地淵瀑布近くのセヨン橋や済州市朝天邑北村里の岩場「チャンコム」でも一部シーンが撮影されている。いずれも本記事の3スポットとは別の場所なので、済州島滞在が長めの人は組み合わせて回れる。ソウル中心のロケ地巡りをまとめて知りたい場合はソウルの韓国ドラマ聖地10選も参考になる。

8. まとめ:済州島は東部と西部、それぞれ違う表情のロケ地がある

  • 『おつかれさま』は済州島東部(城山日出峰・金寧海水浴場・下道里)が中心
  • 『私たちのブルース』は済州島西部・翰林邑金陵里が中心
  • 東部エリアは「サムダルリへようこそ」のロケ地とも地理的に近く、1日で回るモデルコースが組みやすい
  • いずれも実際の住民が生活する集落・海岸。マナーを守って静かに巡りたい

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